馬単二着流しの買い方。馬単2着固定・2着づけの狙い方。2着馬から買う場合のコツ
馬単二着流しの買い方
▼本日は、馬単2着固定について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬単二着流しの基本は、勝ち切れない人気馬を2着固定」
「具体的には、人気馬で「切れる脚がない馬」「速い上がりが使えない馬」「先行力がない馬」を馬単の2着固定にする」
「その場合、1着欄には、中穴馬を6頭ほどセットする」
「逆に、勝ち切れない中穴馬を2着固定にする場合は、中穴馬を4頭ほどセットすると、的中率が安定する。1着欄には、1~3番人気をセット」
「あとは、断然人気馬の2着固定ながしも有効」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬単の基本は、1着固定ながしですが、状況によっては「馬単2着固定流し」が威力を発揮するケースがあります。
それは、「単勝期待値が低く、複勝期待値が高い人気馬がいるレース」です。
▼つまり、安定しているが、勝ち切れない人気馬。
このような馬がいるレースで、その馬を馬単2着固定にすると、馬連と比べて非常に回収率が上がりやすくなります。
▼結局のところ、馬単二着流しにする意味は、勝ち切れない馬の1着馬券を取り除くことにあります。
馬連ながしだと、必然的に「勝ち切れない馬の1着づけ」馬券まで購入してしまうことになる。
でも、その1着づけ馬券部分は期待値が低いので、馬単二着流しにして、期待値の低い馬券部分を除外するわけです。
▼例えば、いつも2~4着に安定的にくる、ジリ脚の差し馬。
このようなタイプを、馬単や三連単の1着固定にしてしまうと、長期回収率が大きく下がります。
その一方、このような勝ち切れないタイプを、馬単2着固定や、三連単2~3着固定にすると、長期回収率が大きく上がるわけです。
▼人気馬の場合、それが勝ち切れない馬であったとしても、競馬ファンの心理的に1着固定の馬券は売れます。
期待値の低い馬券が売れるという事は、それ以外の馬券の期待値が上がる。
ゆえに、このようなレースにおいて、馬単の2着固定ながしは、効果的な戦略となるわけですね。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼馬単二着流しの買い方についての考察を続けます。
先ほどは、「勝ち切れない人気馬を、馬単2着固定」にすることについて書いてみました。
ここでは、「人気薄の2着固定」について書いてみたいと思います。
▼考え方としては同じになります。
馬単の2着固定にする場合は、単勝期待値が低い、勝ち切れない馬をセットする。
これは人気馬でも人気薄でも同じです。
▼で、人気薄の馬を2着固定にする場合のポイントとして、「人気薄の2着固定は、複数頭をセットする」のが良いかと。
たとえば、「8番人気の勝ち切れない馬」を発見したとする。
この馬を2着固定にセットするのはいいんですが、この場合の的中率は低く、5%くらいになってしまいます。
▼100レース購入して95レースは外れてしまう。
これだと、いくら想定回収率が高かったとしても、資金の回転効率が悪すぎて利益が思ったように伸びません。
しかも100レース中95レースも外れてしまうと、メンタル的にも厳しくなります。
続けるのが苦しくなってくるんですね。
▼なので、人気薄の馬を馬単2着固定にする場合は、複数頭の人気薄の馬を2着にセットするのが良いと思うわけです。
人気馬の場合は複数頭セットしてしまうと、合成オッズが下がって回収率が下がります。
なので、人気馬の場合は1~2頭に絞り込むことが重要なんですが、人気薄の場合は、4頭前後をセットしても回収できるわけです。
▼これは合成オッズが下がりにくいから。
人気薄の場合、平均オッズが高く、複数頭選択しても回収率が下がりにくいという特徴があります。
なので、人気薄なら無理に絞り込む必要は無い。
▼具体的な買い方としては、
・馬単2着固定4頭。相手1着馬3頭(12点買い)
はい。
この場合、2着馬は中穴馬、1着馬は人気馬をセットします。
▼これはかなり変則的な買い方で、厳密な意味での馬単2着ながしではありませんが、考え方としては同じになります。
形としては、馬単2着固定を4セット作るイメージ。
これにより、上述したような極端な的中率の低下を防ぐわけです。
▼まあこれは、人気薄を2着固定にする場合の考え方なので、あくまで変則的な買い方になります。
馬単の2着固定は、基本的にはやはり、「勝ち切れない人気馬を2着固定」という形になると思います。
▼この場合の軸馬は、例えば「切れる脚がない馬」「速い上がりが使えない馬」「先行力がない馬」
などですね。
このようなタイプが人気馬の場合、2~3着に来る確率が高くなります。
▼2~3着に来る確率が高いのに、単勝はしっかり売れてしまう。
同じように、馬単の1着固定や、三連単の1着固定馬券も、しっかり売れてしまうわけです。
▼なぜ勝ち切れない馬なのに、1着が条件になる馬券が売れるのか?
これこそが、先ほど書いたような、競馬ファンの心理なんですね。
どんなに勝ち切れない馬でも、競馬新聞に印がたくさんついている馬は、1着づけの馬券が売れる。
▼この場合、競馬新聞に印をつける競馬記者さんは、「勝ち切れないけど、2~3着には来るだろう」と思って、◎を打っている。
しかし、競馬ファンはそこまでわからないので、単勝や1着固定の馬券も、同じように買ってしまうわけです。
▼この法則をうまく活用すれば、他の競馬ファンが期待値の低い馬券を購入してくれているので、それ以外の馬券の期待値が上がることになります。
これが本日のテーマ、馬単二着流しの基本的な狙い方になるわけです。
▼▼では次に、「断然人気馬の2着固定(馬単)」について考えてみたいと思います。
単勝1倍台くらいの断然人気馬は、馬券圏内に入ってくる確率が極めて高いです。
なので、断然人気馬がいるときに、その馬を切ってしまうと、的中率が大幅に下がります。
▼かと言って、断然人気馬からの馬券では、オッズがほとんどつかないので、合成オッズが下がり、回収率も下がります。
そこで、断然人気馬がいるときに考えるのが、断然人気馬の2着固定です。
1着欄⇒4~9番人気(6点)
2着欄⇒断然人気馬
このような感じの馬券構成にするわけです。
▼当ブログでは、断然人気馬の馬単2着固定を、よく推奨しています。
それは、回収率が上げやすいからです。
▼そのレースに断然人気馬がいると、その馬を1着固定にした馬単が、バカ売れします。
ひどい時は、馬連とほとんど同じくらいのオッズになることもあります。
このような断然人気馬の1着固定馬券は、的中率は高いんですが、オッズが低すぎて回収率が上がりません。
なので私ブエナは、断然人気馬の1着固定は、ほとんど購入しないですね。
▼断然人気馬がいるときの立ち回りを考えてみましょう。
①そのレースはケン(見)する
②断然人気馬との組み合わせ1~2点で絞って勝負する
③断然人気馬を切る
④断然人気馬の2着固定
はい。
そのレースに断然人気馬がいるときは、これらのいずれかを選択することになります。
▼ちなみに、「断然人気馬から、広めに流す」という選択肢もありますが、これは的中率は高いんですが、トリガミ連発で回収率が上がらないので、おすすめしません。
基本的に、断然人気に乗っかる形の馬券は、ほとんど儲からないので、一工夫することが重要です。
▼▼では次に、馬単二着流しについて、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【鳴尾記念2020年】
1着 パフォーマプロミス(10番人気)
2着 ラヴズオンリーユー(1番人気)
3着 レッドジェニアル(4番人気)
馬単11200円
はい。
このレースは、「1番人気が断然人気馬」というパターンのレースでした。
▼1番人気は、ラヴズオンリーユー。
オークスを勝った後、エリザベス女王杯で3着。
間隔を空けて、やや距離が短いと思われたヴィクトリアマイルは7着。
一叩きして、距離を延長してのG3。
メンバー的にも強力な馬はおらず、単勝は1.8倍と断然人気に支持されました。
▼2番人気のサトノルークスは、菊花賞2着とは言え、この馬にとっては距離短縮は歓迎材料ではなく、古馬相手にいきなり通用するかは疑問。
3番人気のレッドガランは、重賞レースでの実績がなく、明らかに格下であり、ラヴズオンリーユーの相手になるとは思えない。
▼このようなパワーバランスだったので、ラヴズオンリーユーは当然、断然人気になる。
馬単も、ラヴズオンリーユーの1着固定馬券が、飛ぶように売れたわけです。
▼このような状況で、「みんなと同じようにラヴズオンリーユーの馬単1着固定だ!」と、やってしまう人は、馬券で利益を出す事は難しいと思います。
馬券というのは、JRAとの戦いだと思っている人が意外と多いんですが、全然違います。
馬券は、他の馬券購入者との闘いなんです。
▼JRAは、ただの胴元であり、競馬ファンからの馬券代を預かり、そこから控除率の25%を差し引いて、残りの75%をまた競馬ファンに還元するわけです。
だから競馬の還元率は75%なんですね。
厳密に言えば、馬券種ごとに還元率は違うんですが、ここでは割愛します。
馬券の還元率は、全体を平均すると、約75%ということです。
▼馬券はこのようなルールになっているため、他の競馬ファンが見ていない部分を見る必要があります。
75%の還元率を、競馬ファンみんなで奪い合うのが馬券というゲームですから、他の競馬ファンと同じことをしていては、いつまでたってもお金が減るだけです。
▼鳴尾記念の話に戻りましょう。
このレースは、ラヴズオンリーユーが単勝1.8倍の断然人気だった。
そして、ラヴズオンリーユーの馬単1着づけを購入する人が大量にいた。
この時点で、「ラヴズオンリーユーの馬単2着づけ」は、期待値が高くなっているわけですね。
▼したがって、このレースの馬券構成は、
1着欄
4~10番人気(7番人気ドミナートゥスを除く6頭)
2着欄
ラヴズオンリーユー(1番人気)
という感じになります。
ドミナートゥスは、重賞レースの実績がなく、明らかに格下だったので、ここでは切ります。
▼結果は、10番人気のパフォーマプロミスが1着で、断然人気のラヴズオンリーユーは2着まで。
馬単は、112倍の万馬券となりました。
この結果自体は偶然ですが、考え方としては不動のものとなります。
断然人気馬の馬単1着づけは、期待値が低くなりやすいので、2着づけを優先的に考えていくことで、回収率が上がりやすくなるわけですね。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【アルテミスステークス2021年】
1着 サークルオブライフ(7番人気)
2着 ベルクレスタ(2番人気)
3着 シゲルイワイザケ(8番人気)
馬単13960円
はい。
このレースは、1~3番人気馬を馬単の2着固定にすることで、簡単に万馬券が的中できたレースでした。
▼まず、 1番人気はフォラブリューテ。
新馬戦は0.7秒差の楽勝でしたが、着差がつきやすい新潟競馬場でのものであり、東京競馬場に変わる今回は、盤石とは言い難い。
それなのに、単勝オッズは2.1倍と断然人気。
この時点で、フォラブリューテの馬単1着固定はかなり売れており、逆にフォラブリューテの馬単2着固定は意外と売れていませんでした。
▼次に、2番人気のベルクレスタ。
前走の未勝利戦は、0.6秒差の楽勝。
ですが、デビュー戦の新馬戦は、2着に負けており、この馬も単勝期待値という点では疑問が残る。
▼次に、3番人気のロムネヤ。
こちらは、新馬戦を0.0秒差でギリギリ逃げ切っただけの馬。
明らかに信頼性は低く、この馬も単勝期待値は低いと判断できます。
▼このことから、1~3番人気馬は、すべて単勝期待値が低いと考えられるので、馬単の2着固定が有効な戦略となります。
1~3番人気を2着固定にするならば、1着欄には、中穴馬をセットすることになります。
そうすることで、ナチュラルに「人気馬+中穴馬」の組み合わせを作ることができるからです。
この組み合わせにすると、回収率が上がりやすくなるんですね。
▼ということで、馬券構成は下記の通りです。
馬単1着欄
4~7番人気馬(4頭)
馬単2着欄
1~3番人気馬(3頭)
馬単フォーメーション4×3(12点買い)
という感じですね。
▼結果は、7番人気のサークルオブライフが差し切って1着。
2着に2番人気のベルクレスタが粘り込んで、馬単は139倍の万馬券となりました。
▼このレースのポイントは、1~3番人気馬の信頼度が低く、単勝期待値が低いと判断できたことです。
この部分に気づくことができれば、1~3番人気馬を馬単の2着固定にするという判断ができます。
そうなると、馬単1着欄には中穴馬をセットすることになり、ほとんど自動的に買い目が決まり、万馬券を的中することができたわけですね。
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▼本日は、馬単2着固定について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬単二着流しの基本は、勝ち切れない人気馬を2着固定」
「具体的には、人気馬で「切れる脚がない馬」「速い上がりが使えない馬」「先行力がない馬」を馬単の2着固定にする」
「その場合、1着欄には、中穴馬を6頭ほどセットする」
「逆に、勝ち切れない中穴馬を2着固定にする場合は、中穴馬を4頭ほどセットすると、的中率が安定する。1着欄には、1~3番人気をセット」
「あとは、断然人気馬の2着固定ながしも有効」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬単の基本は、1着固定ながしですが、状況によっては「馬単2着固定流し」が威力を発揮するケースがあります。
それは、「単勝期待値が低く、複勝期待値が高い人気馬がいるレース」です。
▼つまり、安定しているが、勝ち切れない人気馬。
このような馬がいるレースで、その馬を馬単2着固定にすると、馬連と比べて非常に回収率が上がりやすくなります。
▼結局のところ、馬単二着流しにする意味は、勝ち切れない馬の1着馬券を取り除くことにあります。
馬連ながしだと、必然的に「勝ち切れない馬の1着づけ」馬券まで購入してしまうことになる。
でも、その1着づけ馬券部分は期待値が低いので、馬単二着流しにして、期待値の低い馬券部分を除外するわけです。
▼例えば、いつも2~4着に安定的にくる、ジリ脚の差し馬。
このようなタイプを、馬単や三連単の1着固定にしてしまうと、長期回収率が大きく下がります。
その一方、このような勝ち切れないタイプを、馬単2着固定や、三連単2~3着固定にすると、長期回収率が大きく上がるわけです。
▼人気馬の場合、それが勝ち切れない馬であったとしても、競馬ファンの心理的に1着固定の馬券は売れます。
期待値の低い馬券が売れるという事は、それ以外の馬券の期待値が上がる。
ゆえに、このようなレースにおいて、馬単の2着固定ながしは、効果的な戦略となるわけですね。
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馬単2着固定ながしの応用編
▼馬単二着流しの買い方についての考察を続けます。
先ほどは、「勝ち切れない人気馬を、馬単2着固定」にすることについて書いてみました。
ここでは、「人気薄の2着固定」について書いてみたいと思います。
▼考え方としては同じになります。
馬単の2着固定にする場合は、単勝期待値が低い、勝ち切れない馬をセットする。
これは人気馬でも人気薄でも同じです。
▼で、人気薄の馬を2着固定にする場合のポイントとして、「人気薄の2着固定は、複数頭をセットする」のが良いかと。
たとえば、「8番人気の勝ち切れない馬」を発見したとする。
この馬を2着固定にセットするのはいいんですが、この場合の的中率は低く、5%くらいになってしまいます。
▼100レース購入して95レースは外れてしまう。
これだと、いくら想定回収率が高かったとしても、資金の回転効率が悪すぎて利益が思ったように伸びません。
しかも100レース中95レースも外れてしまうと、メンタル的にも厳しくなります。
続けるのが苦しくなってくるんですね。
▼なので、人気薄の馬を馬単2着固定にする場合は、複数頭の人気薄の馬を2着にセットするのが良いと思うわけです。
人気馬の場合は複数頭セットしてしまうと、合成オッズが下がって回収率が下がります。
なので、人気馬の場合は1~2頭に絞り込むことが重要なんですが、人気薄の場合は、4頭前後をセットしても回収できるわけです。
▼これは合成オッズが下がりにくいから。
人気薄の場合、平均オッズが高く、複数頭選択しても回収率が下がりにくいという特徴があります。
なので、人気薄なら無理に絞り込む必要は無い。
▼具体的な買い方としては、
・馬単2着固定4頭。相手1着馬3頭(12点買い)
はい。
この場合、2着馬は中穴馬、1着馬は人気馬をセットします。
▼これはかなり変則的な買い方で、厳密な意味での馬単2着ながしではありませんが、考え方としては同じになります。
形としては、馬単2着固定を4セット作るイメージ。
これにより、上述したような極端な的中率の低下を防ぐわけです。
▼まあこれは、人気薄を2着固定にする場合の考え方なので、あくまで変則的な買い方になります。
馬単の2着固定は、基本的にはやはり、「勝ち切れない人気馬を2着固定」という形になると思います。
▼この場合の軸馬は、例えば「切れる脚がない馬」「速い上がりが使えない馬」「先行力がない馬」
などですね。
このようなタイプが人気馬の場合、2~3着に来る確率が高くなります。
▼2~3着に来る確率が高いのに、単勝はしっかり売れてしまう。
同じように、馬単の1着固定や、三連単の1着固定馬券も、しっかり売れてしまうわけです。
▼なぜ勝ち切れない馬なのに、1着が条件になる馬券が売れるのか?
これこそが、先ほど書いたような、競馬ファンの心理なんですね。
どんなに勝ち切れない馬でも、競馬新聞に印がたくさんついている馬は、1着づけの馬券が売れる。
▼この場合、競馬新聞に印をつける競馬記者さんは、「勝ち切れないけど、2~3着には来るだろう」と思って、◎を打っている。
しかし、競馬ファンはそこまでわからないので、単勝や1着固定の馬券も、同じように買ってしまうわけです。
▼この法則をうまく活用すれば、他の競馬ファンが期待値の低い馬券を購入してくれているので、それ以外の馬券の期待値が上がることになります。
これが本日のテーマ、馬単二着流しの基本的な狙い方になるわけです。
▼▼では次に、「断然人気馬の2着固定(馬単)」について考えてみたいと思います。
単勝1倍台くらいの断然人気馬は、馬券圏内に入ってくる確率が極めて高いです。
なので、断然人気馬がいるときに、その馬を切ってしまうと、的中率が大幅に下がります。
▼かと言って、断然人気馬からの馬券では、オッズがほとんどつかないので、合成オッズが下がり、回収率も下がります。
そこで、断然人気馬がいるときに考えるのが、断然人気馬の2着固定です。
1着欄⇒4~9番人気(6点)
2着欄⇒断然人気馬
このような感じの馬券構成にするわけです。
▼当ブログでは、断然人気馬の馬単2着固定を、よく推奨しています。
それは、回収率が上げやすいからです。
▼そのレースに断然人気馬がいると、その馬を1着固定にした馬単が、バカ売れします。
ひどい時は、馬連とほとんど同じくらいのオッズになることもあります。
このような断然人気馬の1着固定馬券は、的中率は高いんですが、オッズが低すぎて回収率が上がりません。
なので私ブエナは、断然人気馬の1着固定は、ほとんど購入しないですね。
▼断然人気馬がいるときの立ち回りを考えてみましょう。
①そのレースはケン(見)する
②断然人気馬との組み合わせ1~2点で絞って勝負する
③断然人気馬を切る
④断然人気馬の2着固定
はい。
そのレースに断然人気馬がいるときは、これらのいずれかを選択することになります。
▼ちなみに、「断然人気馬から、広めに流す」という選択肢もありますが、これは的中率は高いんですが、トリガミ連発で回収率が上がらないので、おすすめしません。
基本的に、断然人気に乗っかる形の馬券は、ほとんど儲からないので、一工夫することが重要です。
▼▼では次に、馬単二着流しについて、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【鳴尾記念2020年】
1着 パフォーマプロミス(10番人気)
2着 ラヴズオンリーユー(1番人気)
3着 レッドジェニアル(4番人気)
馬単11200円
はい。
このレースは、「1番人気が断然人気馬」というパターンのレースでした。
▼1番人気は、ラヴズオンリーユー。
オークスを勝った後、エリザベス女王杯で3着。
間隔を空けて、やや距離が短いと思われたヴィクトリアマイルは7着。
一叩きして、距離を延長してのG3。
メンバー的にも強力な馬はおらず、単勝は1.8倍と断然人気に支持されました。
▼2番人気のサトノルークスは、菊花賞2着とは言え、この馬にとっては距離短縮は歓迎材料ではなく、古馬相手にいきなり通用するかは疑問。
3番人気のレッドガランは、重賞レースでの実績がなく、明らかに格下であり、ラヴズオンリーユーの相手になるとは思えない。
▼このようなパワーバランスだったので、ラヴズオンリーユーは当然、断然人気になる。
馬単も、ラヴズオンリーユーの1着固定馬券が、飛ぶように売れたわけです。
▼このような状況で、「みんなと同じようにラヴズオンリーユーの馬単1着固定だ!」と、やってしまう人は、馬券で利益を出す事は難しいと思います。
馬券というのは、JRAとの戦いだと思っている人が意外と多いんですが、全然違います。
馬券は、他の馬券購入者との闘いなんです。
▼JRAは、ただの胴元であり、競馬ファンからの馬券代を預かり、そこから控除率の25%を差し引いて、残りの75%をまた競馬ファンに還元するわけです。
だから競馬の還元率は75%なんですね。
厳密に言えば、馬券種ごとに還元率は違うんですが、ここでは割愛します。
馬券の還元率は、全体を平均すると、約75%ということです。
▼馬券はこのようなルールになっているため、他の競馬ファンが見ていない部分を見る必要があります。
75%の還元率を、競馬ファンみんなで奪い合うのが馬券というゲームですから、他の競馬ファンと同じことをしていては、いつまでたってもお金が減るだけです。
▼鳴尾記念の話に戻りましょう。
このレースは、ラヴズオンリーユーが単勝1.8倍の断然人気だった。
そして、ラヴズオンリーユーの馬単1着づけを購入する人が大量にいた。
この時点で、「ラヴズオンリーユーの馬単2着づけ」は、期待値が高くなっているわけですね。
▼したがって、このレースの馬券構成は、
1着欄
4~10番人気(7番人気ドミナートゥスを除く6頭)
2着欄
ラヴズオンリーユー(1番人気)
という感じになります。
ドミナートゥスは、重賞レースの実績がなく、明らかに格下だったので、ここでは切ります。
▼結果は、10番人気のパフォーマプロミスが1着で、断然人気のラヴズオンリーユーは2着まで。
馬単は、112倍の万馬券となりました。
この結果自体は偶然ですが、考え方としては不動のものとなります。
断然人気馬の馬単1着づけは、期待値が低くなりやすいので、2着づけを優先的に考えていくことで、回収率が上がりやすくなるわけですね。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【アルテミスステークス2021年】
1着 サークルオブライフ(7番人気)
2着 ベルクレスタ(2番人気)
3着 シゲルイワイザケ(8番人気)
馬単13960円
はい。
このレースは、1~3番人気馬を馬単の2着固定にすることで、簡単に万馬券が的中できたレースでした。
▼まず、 1番人気はフォラブリューテ。
新馬戦は0.7秒差の楽勝でしたが、着差がつきやすい新潟競馬場でのものであり、東京競馬場に変わる今回は、盤石とは言い難い。
それなのに、単勝オッズは2.1倍と断然人気。
この時点で、フォラブリューテの馬単1着固定はかなり売れており、逆にフォラブリューテの馬単2着固定は意外と売れていませんでした。
▼次に、2番人気のベルクレスタ。
前走の未勝利戦は、0.6秒差の楽勝。
ですが、デビュー戦の新馬戦は、2着に負けており、この馬も単勝期待値という点では疑問が残る。
▼次に、3番人気のロムネヤ。
こちらは、新馬戦を0.0秒差でギリギリ逃げ切っただけの馬。
明らかに信頼性は低く、この馬も単勝期待値は低いと判断できます。
▼このことから、1~3番人気馬は、すべて単勝期待値が低いと考えられるので、馬単の2着固定が有効な戦略となります。
1~3番人気を2着固定にするならば、1着欄には、中穴馬をセットすることになります。
そうすることで、ナチュラルに「人気馬+中穴馬」の組み合わせを作ることができるからです。
この組み合わせにすると、回収率が上がりやすくなるんですね。
▼ということで、馬券構成は下記の通りです。
馬単1着欄
4~7番人気馬(4頭)
馬単2着欄
1~3番人気馬(3頭)
馬単フォーメーション4×3(12点買い)
という感じですね。
▼結果は、7番人気のサークルオブライフが差し切って1着。
2着に2番人気のベルクレスタが粘り込んで、馬単は139倍の万馬券となりました。
▼このレースのポイントは、1~3番人気馬の信頼度が低く、単勝期待値が低いと判断できたことです。
この部分に気づくことができれば、1~3番人気馬を馬単の2着固定にするという判断ができます。
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