関西馬と関東馬はどっちが強いのか?関西馬の方が強い傾向。馬券の狙い方と買い方

関西馬と関東馬はどっちが強い?

▼本日は、関西馬と関東馬について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「関西馬と関東馬で比較すると、関西馬の方が強い」

「過去3年半の重賞レース出走馬を見ても、関東馬2550頭・関西馬4782頭と、明らかに関西馬の方が重賞レースに出走していることがわかる」

「ただ、関東馬が弱いわけではない。数は少ないが、勝率・連対率・複勝率では、関東馬も互角の勝負をしている」

「つまり、関西馬の方が出世する確率は高いが、関東馬もオープン級の馬なら強いと言える」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼中央競馬のサラブレッドは、関東馬と関西馬に分かれます。

美浦の調教師に所属している馬は、関東馬。

栗東の調教師に所属している馬は、関西馬となります。

栗東が東の文字を使っているので、ちょっとややこしいですが、栗東が関西です。



▼さて、そんな関東馬と関西馬ですが、能力に差はあるのか?どっちが強いのか?

本日は、関西馬と関東馬はどっちが強いのかについて、深堀りしてみたいと思います。



▼まず、ざっくりと結論を言うと、「関西馬の方が強い」です。

正確に言うと、「関西馬の方が強くなる確率が高い」という感じですね。

では、なぜ関西馬の方が強くなるんでしょうか?



▼これについては諸説ありますが、昔から言われているのは、「栗東の坂路調教は、美浦より負荷がしっかりかかるので、馬が強くなりやすい」というのが有力です。

坂路調教は、坂道を登るだけなので、栗東も美浦も同じ設備かと思いきや、実は全然違うんですね。

栗東の坂路の方が、馬に適切な負荷がかかる。

なので、関西馬の方が強くなりやすいわけです。



▼あとは、競馬場までの輸送の距離が、栗東からの方が近いという点も、関西馬に有利な要素となっています。

競走馬は繊細なので、輸送の距離は少しでも短い方が絶対に有利。

そう考えると、東京・中山・福島以外の競馬場への輸送は、関西馬の方が有利であると言えます。



▼それから、馬主目線で考えると、栗東の調教師に馬を預けた方が出世しやすいわけですから、能力の高そうな馬は、栗東に所属させる傾向が強いです。

これはつまり、栗東に素質のある馬が集まりやすいということ。

このように関西馬は、素質のある馬が集まる上に、坂路調教の設備も良いので、馬が強くなりやすいわけです。

このような積み重ねが、関西馬を出世させ、関東馬よりも多くのオープン馬を生み出しているわけですね


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関西馬と関東馬のデータ傾向

▼さてここまでは、関西馬の方が強くなりやすい理由について解説してきました。

ここからは、より具体的な関西馬と関東馬のデータ傾向について、分析してみたいと思います。



▼まず、過去3年半の重賞レースの成績をチェックしてみます。


重賞レースデータ】2019~2022.8月

関東馬(美浦)
勝率6.8%
連対率13.3%
複勝率19.0%
単勝回収率86%
複勝回収率71%
出走頭数2550頭


関西馬(栗東)
勝率7.0%
連対率14.1%
複勝率21.6%
単勝回収率82%
複勝回収率79%
出走頭数4782頭



はい。
過去3年半の重賞レースの成績を、関東馬と関西馬に分けて集計すると上記のようになります。



▼まず、勝率・連対率・複勝率ですが、全てにおいて関西馬が上回っています。

圧倒的な大差というわけではないですが、コンスタントに関西馬が上回っており、やはり関西馬の方が強いということがわかります。



▼次に、単勝回収率ですが、ここだけが関東馬が上回っているポイントになります。

これは、関東馬の方が人気薄になるケースが多いので、比較的人気のない関東馬が重賞レースを勝って、単勝回収率を上げている感じですね。

複勝回収率に関しては、関西馬の方が8%も上回っているので、安定感ではやはり関西馬の方が上。

重賞レースで軸馬を決める場合は、「人気の関西馬を軸にする」のが馬券戦略の基本になります。



▼次に、重賞レースの出走頭数ですが、これは明らかに差があります。

関東馬の出走頭数が2550頭なのに対し、関西馬の出走頭数が4782頭。

ダブルスコアくらいの開きがあります。

重賞レースに出走できるということは、オープンクラスまで出世したということなので、関西馬の方が出世していることがわかります。



▼関西馬の方が出世して強くなる理由は、先ほども少し書きましたが、「素質のある馬は関西の調教師に預けられる」「関西馬の方が坂路調教の設備が充実している」という点が挙げられます。

才能のある馬が、しっかり調教を積むことによって、勝ち上がる確率が高くなり、オープンクラスまで出世しやすくなるわけですね。

ただ関東馬も、オープンクラスまで出世した馬は、関西馬と好勝負できるくらい、最近は強くなってきています。

オープンまで出世できる数が全然違うので、そこの差が埋まれば、西高東低と言われることもなくなりそうですね。

現状では、やはり西高東低の状態です。



▼▼さて、ここまでは、重賞レースのデータを見てきました。

ここからは、全レースのデータを見ていきましょう。


全レースデータ】2020~2023.10月

関東馬(美浦)
勝率6.3%
連対率12.8%
複勝率19.4%
単勝回収率70%
複勝回収率70%
出走頭数87751頭


関西馬(栗東)
勝率8.2%
連対率16.2%
複勝率24.1%
単勝回収率74%
複勝回収率76%
出走頭数93694頭



はい。
過去3年半の全レースの成績を、関東馬と関西馬に分けて集計すると上記のようになります。



▼まず、勝率・連対率・複勝率ですが、完全に関西馬が上回っています

重賞レースの成績を見ても、これらの数値は関西馬が上回っていたわけですが、全レースの結果を見ると、重賞レースよりもさらに差が広がっていることがわかります。



▼これはどういうことかと言うと、先ほどから解説している通り、関東馬はオープンクラスまで出世すると、関西馬と互角の勝負をする。

しかし、そもそもオープン馬まで出世する確率が違いすぎる。

オープン馬まで出世する確率は、明らかに関西馬の方が高く、その事がこのデータから見て取れます。



▼勝率は、6.3%と8.2%で、圧倒的に関西馬の方が高い。

全レースのデータ範囲で見た時に、関東馬の単勝を購入するのと、関西馬の単勝を購入するのとでは、的中率が単純に2%も違うわけです。

単勝馬券で勝負する場合は、関西馬を優先的に選んでいくと、的中率がアップします



▼次に、連対率は、12.8%と16.2%で、これも関西馬の圧勝です。

明らかに連対率の数字が違うので、馬連の軸馬を選ぶ場合は、関西馬から優先的に選んでいくと、的中率が大きく上がります

また、馬単マルチで購入する場合も、軸馬は関西馬を優先的に選んだ方が良いですね。



▼次に、複勝率は、19.4%と24.1%で、これも関西馬の圧勝。

複勝率が5%近くも違うので、三連複の軸馬を選ぶ場合は、関西馬から選んでいくと、的中率が上がります

また、三連単マルチで買う場合も、軸馬は関西馬にした方が、的中率が上がりますね。



▼このように、オープンクラスでは関東馬と関西馬の差は、それほどないんですが、全レースで見ると、かなりの違いがある

馬連でも三連複でも、どの馬券種で勝負する場合でも、軸馬を関西馬にしていくと、的中率が上がる傾向です。

シンプルな戦略ですが、現状ではかなり有効な作戦なので、これは頭に入れておくと良いでしょう。


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