単勝を買い続けると儲かる騎手?回収率の高い騎手の罠
騎手・ジョッキーで買って利益を出すことはできるか?
騎手だけで勝てるか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「単勝を買い続けると儲かる騎手は、各レースの条件によって、大きく違ってくる」
「私ブエナの印象では、”重賞レース” で利益を出しやすい騎手は、Mデムーロ・ルメール・戸崎・田辺・福永(複勝)。このあたりか」
「騎手だけでも回収率を上げる事はできるが、利益を出すためには、騎手に加えて、あと1~2個のファクターを加味した方がよいかと」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼競馬には、いろいろな予想ファクターがありますが、ジョッキー(騎手)も重要な予想ファクターです。
ただ、私はあまり騎手は見ません。
ジョッキーを見なくても、馬券の長期回収率をプラスにすることはできるからです。
▼よく「騎手で買う」と言っている人は、単純にリーディング上位のジョッキーを狙っていることが多いです。
ですが、リーディング上位のジョッキーは、すでに大人気なので、単純にそれだけを購入しても回収率は上げにくい印象。
代表的なのが武豊。
最近でこそ、あまり人気のない馬でも勝ちますが、昔は武豊が乗るだけでその馬が人気になってしまったので、武豊から流すと、回収率が下がるという状況でした。
▼また、「単勝を買い続けると儲かる騎手」というデータもあります。
これは「単勝回収率」で判断しているのですが、単勝回収率だけで馬券購入するのも、あまりオススメしません。
なぜかというと、単勝回収率がプラスのジョッキーを、全レース買い続けることは、ほぼ不可能だから。
単勝回収率がプラスになるということは、「超人気薄でたまに勝つ」というケースが多いです。
▼100レース乗って、1回しか勝てなくても、それが万馬券だったら、「回収率プラスのジョッキー」ということになるわけです。
でも、馬券を購入する私たちとしては、100レース購入して1レースしか当たらなかったら、なかなかストレスが溜まります。
それに、たまたまその万馬券で勝ったレースを購入していなかった時には、もう嫌になってしまいます。
ですから、1人の騎手を狙い続けるというのは、余程のファンでない限りは、現実的ではないわけです。
朝の1レースから、最終12レースまで、「この騎手の単勝を買い続ければプラスになるはずだ!」と、目を血走らせて、人気薄の単勝を購入し続けるのは、精神的にかなり厳しいです。
(ブエナ経験談)
▼ジョッキーで狙うとしたら、「そのジョッキーが得意なレース条件を狙う」というのは、アリだと思います。
天才アンカツでも、中山競馬場ではイマイチだったように、それぞれ騎手には得意なコースがあります。
それを狙っていくというのであれば、騎手で狙うというのもアリなのかなという気がします。
▼それでも私ブエナは、騎手はあまり見ていません。
馬が強くて、馬の調子が良くて、その馬の得意な条件であれば、誰が乗っても勝つときは勝つから。
▼とは言え、「騎手で馬券収支をプラスにする」のは、もちろん可能。
上述したように、「条件を絞っていく」ことで、それは可能になります
具体的なデータを見てみましょう。
【芝の特別戦】
・2010年~2015年9月
・芝の特別戦
◆上記条件の単勝回収率
Mデムーロ 131%
北村友一 114%
四位洋文 103%
松田大作 117%
はい。
過去5~6年で、芝の特別戦で上記の騎手の単勝を買っていれば、プラス収支になるわけです。
ルメールもかなり優秀ですが、単勝回収率99%で、惜しくもプラスならず、という感じです。
▼次に、「ダートの特別戦」のデータを見てみましょう。
【ダートの特別戦】
・2010年~2015年9月
・ダートの特別戦
◆上記条件の単勝回収率
横山典弘 103%
川田将雅 124%
田辺裕信 130%
戸崎圭太 131%
吉田隼人 153%
松田大作 139%
はい。こんな感じ。
芝よりダートの方が、狙える人数は多いですね。
Mデムーロや、ルメールは、芝では儲かる騎手ですが、ダートだと少し信頼度が下がる印象。
松田大作はどちらもランクイン。
彼は、特別戦で人気薄を勝たせることが多いので、長い目で見れば回収率が高く、儲けやすい騎手と言えます。
▼ちなみに、ダートのデータをさらに絞り込んでいくと、面白いです。
横山典弘 271%
という条件があります。
「ダート1200m」ですね。
つまり、特別戦のダート1200では、横山典弘を買っておけば、利益を出しやすい傾向にある、ということです。
▼ということで本日は、「単勝で儲かる騎手」について書いてみました。
私なりにまとめると、
「騎手で買うなら、その騎手が得意な条件を分析して、ピンポイントで狙うのが良いと思う」
私はそう考えています。
▼また、騎手だけで狙うより、さらに複合的に予想ロジックを組んだほうが勝ちやすいです。
例えば、
「東京2400mの特別戦なら、芝の特別戦が得意な騎手かつ、内枠の馬を狙う」とか、
「夏のダート重賞レースなら、ダートの特別戦が得意な騎手かつ、牝馬を狙う」
という感じで、騎手だけでなく、複合的に期待値の高いロジックを融合させるわけです。
これができるようになると、一気に回収率が上がります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼本日の記事のように、騎手だけでも勝とうと思えば勝てます。
いずれにしても大切な事は、「仮説を立ててデータ分析してみること」だと思う。
なんとなくのイメージで適当に馬券を買えば、どんどんマイナスが増えていきますので要注意ですね。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼ここでは「重賞レース」で回収率を上げやすい騎手について、少し考察してみます。
私ブエナが、重賞レースで警戒している騎手は、
・Mデムーロ
・ルメール
・戸崎圭太
・田辺裕信
・福永祐一
はい。
メジャーどころですが、やはりこの辺の騎手は勝負強く、長期回収率も高くなっています。
▼重賞レース、2010年~2017.5までのデータ(1007レース)ですが、デムーロ・ルメール・戸崎・田辺は、重賞レースで単勝を買い続ければプラス。
福永祐一だけはちょっと変わった傾向があり、「福永騎手は、複勝回収率が95%と高い」わけです。
でも単勝回収率は68%しかない。つまり勝ち切れない。
でも安定しているので、ワイドや三連複の軸として、福永祐一ジョッキーはとても使いやすいと感じるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼重賞レース以外でも、「単勝で儲かる騎手」を考えてみます。
これを読んでいる人で、多くの人が購入するレースは、後半の9~11レースあたりだと思います。
午前中の1~5レースにも、おいしいレースや、おいしい馬は存在していますが、あまり午前中からゴリゴリと馬券購入している人は少ない。
ので、第一部と同様に、ここでも「特別戦」の騎手データを考察してみたいと思います。
▼騎手で馬券を買うなら、
「芝とダート」そして「距離」
私ブエナの場合は、ここだけは明確に分類して、騎手の特性を認識するようにしています。
▼一般的に、リーディング上位の騎手は、どんなレースでも大体うまい。
しかし、「騎手で利益を出す」というところまで考えていくなら、もっとシビアにデータ分析していかないと厳しい。
芝とダートは、その特性が全く違います。
馬でも、芝馬とダート馬がいるように、騎手でも、芝のレースが得意な騎手と、ダートが得意な騎手がいると思うわけです。
▼例えば、「川田将雅ジョッキー」
マカヒキでダービージョッキーにもなりました。若手の有望株ですね。
彼の場合は、基本的には儲けやすい騎手だと、私は考えます。
ただ、狙いどころがちょっと難しい。
具体的なデータを見てみます。
【川田将雅データ】 特別戦
2010~2016.9
1565レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 89%
複勝回収率 86%
はい。
川田将雅は利益を出しやすい騎手だと思いますが、フィルタリングなしで、すべてのレースを購入すると、利益を出すまではいかない。
ここからさらに絞ります。
【川田将雅ダート】
単勝回収率 114%
複勝回収率 99%
はい。
ダート戦で、川田将雅から買っておけば、回収率はかなり上げやすくなると思います。
(過去5~6年の特別戦)
【川田将雅 芝の2000m以上】
単勝回収率 118%
複勝回収率 88%
はい。
芝のレースで、川田将雅を狙うなら短距離ではなく、2000メートル以上の長い距離が吉。
このようにフィルタリングしていくと、単純に川田騎手を買い続けてもマイナスのところ、プラスにすることが可能になる、ということになります。
▼もうちょっと見てみます。
重賞レースでの川田将雅騎手。 2010~2017.5
(ブエナ調べ)
単勝回収率 65%
複勝回収率 67%
うーん。ちょっと厳しい。
G1に絞るとさらに厳しくて、
単勝回収率 54%
複勝回収率 39%
こんな感じ。
▼川田将雅は、マカヒキ・ラブリーデイ・モーリス・ラキシス・ハープスター・ジェンティルドンナなどでG1を勝っています。
若手ではトップレベルの成績だと思いますが、回収率で見ると大きなレースではあまり儲からない印象もある。
やっぱり川田騎手は、狙いどころが難しい騎手でもありますね。
▼さて、「騎手で買う」という戦略をとる場合、注意点が1つあります。
それは、
「騎手の期待値は、時代とともに大きく変遷する」という部分です。
▼簡単に言えば、騎手も人間なので、歳をとって衰えるということ。
私ブエナが、騎手をあまり重視しないのは、これがあるから。
騎手は、時代によって儲かる時期と、衰えて儲からなくなる時期があるわけ。
▼これが例えば、「競馬は先行有利」とか「芝のレースは内枠有利」のような普遍的なデータであれば、基本的には何年経っても変わりません。
でも、騎手の期待値というのは、ある年を境にして大きく変わってしまったりするわけ。
▼武豊の連続リーディング記録が途切れたり、岩田騎手が急に活躍できなくなったり。
このような急激な変化が、騎手データでは頻繁に発生するわけです。
だから、騎手だけでは非常に狙いにくい。
一般的なデータ競馬と比べて、騎手のデータ競馬は変化が激しいんですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼上述した、「戸崎圭太騎手」
彼もまた、2017年は重賞レースでも回収率が下がってしまいました。
Mデムーロとルメールが日本に常駐することになり、3年連続リーディングだった戸崎騎手は焦ったのかもしれません。
2017年には、連続リーディング記録も途切れ、重賞レースの回収率も大きく下がってしまったわけです。
▼そんな戸崎騎手の詳細データを分析してみましょう。
【戸崎騎手。芝の特別戦】2015~2020年
単勝回収率63%・複勝回収率86%
はい。
元々は、もっと儲かる騎手だったわけですが、2015年からの5年間では、単勝回収率63%と狙いにくい感じになっています。
では次のデータ。
【戸崎騎手。重賞レース】2015~2020年
単勝回収率70%・複勝回収率85%
はい。
複勝回収率は悪くないんですが、単勝回収率が70%だと、ちょっと心もとない。
戸崎騎手は、年を経るごとに勝ち切れない傾向になってきています。
【戸崎騎手。芝の牝馬限定戦(特別戦)】
単勝回収率92%・複勝回収率96%
はい。
2020年までのデータで、戸崎騎手の狙い目としては、牝馬限定戦がいい感じになっています。
なぜか牝馬限定戦だけは回収率が非常に優秀なので、これは頭に入れておいてよいかと思います。
【戸崎騎手。芝のオープン特別】
単勝回収率83%・複勝回収率130%
はい。
クラス別で見ると、オープン特別の複勝回収率だけが突出しています。
戸崎騎手は、オープン特別で人気薄を2~3着に持ってくることが多いので、三連複で高配当を狙う場合は、このデータは頭に入れておいた方が良いでしょう。
【戸崎騎手。距離別成績】
芝1200m⇒単勝回収率104%
はい。
戸崎騎手は、なぜか1200mだけ、勝ち切る傾向にあります。
1200mの特別戦で、戸崎騎手がいたら、単勝を買い続けると儲かるということになります。
ちなみに、1200m以外では、単勝回収率は良くても60%程度しかないので、ほとんど単勝馬券の狙い目はありません。
【戸崎騎手。芝1200m(特別戦)】
新潟競馬場⇒単勝回収率150%
中京競馬場⇒単勝回収率257%
京都競馬場⇒単勝回収率292%
はい。
芝の特別戦1200mを、競馬場別にデータ分析すると上記のようになります。
新潟と中京という、ローカル左回りの大きな競馬場で、好成績になっています。
中山競馬場での騎乗回数が最も多いんですが、中山1200mでは、単勝回収率81%と平凡な成績です。
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騎手だけで勝てるか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「単勝を買い続けると儲かる騎手は、各レースの条件によって、大きく違ってくる」
「私ブエナの印象では、”重賞レース” で利益を出しやすい騎手は、Mデムーロ・ルメール・戸崎・田辺・福永(複勝)。このあたりか」
「騎手だけでも回収率を上げる事はできるが、利益を出すためには、騎手に加えて、あと1~2個のファクターを加味した方がよいかと」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼競馬には、いろいろな予想ファクターがありますが、ジョッキー(騎手)も重要な予想ファクターです。
ただ、私はあまり騎手は見ません。
ジョッキーを見なくても、馬券の長期回収率をプラスにすることはできるからです。
▼よく「騎手で買う」と言っている人は、単純にリーディング上位のジョッキーを狙っていることが多いです。
ですが、リーディング上位のジョッキーは、すでに大人気なので、単純にそれだけを購入しても回収率は上げにくい印象。
代表的なのが武豊。
最近でこそ、あまり人気のない馬でも勝ちますが、昔は武豊が乗るだけでその馬が人気になってしまったので、武豊から流すと、回収率が下がるという状況でした。
▼また、「単勝を買い続けると儲かる騎手」というデータもあります。
これは「単勝回収率」で判断しているのですが、単勝回収率だけで馬券購入するのも、あまりオススメしません。
なぜかというと、単勝回収率がプラスのジョッキーを、全レース買い続けることは、ほぼ不可能だから。
単勝回収率がプラスになるということは、「超人気薄でたまに勝つ」というケースが多いです。
▼100レース乗って、1回しか勝てなくても、それが万馬券だったら、「回収率プラスのジョッキー」ということになるわけです。
でも、馬券を購入する私たちとしては、100レース購入して1レースしか当たらなかったら、なかなかストレスが溜まります。
それに、たまたまその万馬券で勝ったレースを購入していなかった時には、もう嫌になってしまいます。
ですから、1人の騎手を狙い続けるというのは、余程のファンでない限りは、現実的ではないわけです。
朝の1レースから、最終12レースまで、「この騎手の単勝を買い続ければプラスになるはずだ!」と、目を血走らせて、人気薄の単勝を購入し続けるのは、精神的にかなり厳しいです。
(ブエナ経験談)
▼ジョッキーで狙うとしたら、「そのジョッキーが得意なレース条件を狙う」というのは、アリだと思います。
天才アンカツでも、中山競馬場ではイマイチだったように、それぞれ騎手には得意なコースがあります。
それを狙っていくというのであれば、騎手で狙うというのもアリなのかなという気がします。
▼それでも私ブエナは、騎手はあまり見ていません。
馬が強くて、馬の調子が良くて、その馬の得意な条件であれば、誰が乗っても勝つときは勝つから。
▼とは言え、「騎手で馬券収支をプラスにする」のは、もちろん可能。
上述したように、「条件を絞っていく」ことで、それは可能になります
具体的なデータを見てみましょう。
【芝の特別戦】
・2010年~2015年9月
・芝の特別戦
◆上記条件の単勝回収率
Mデムーロ 131%
北村友一 114%
四位洋文 103%
松田大作 117%
はい。
過去5~6年で、芝の特別戦で上記の騎手の単勝を買っていれば、プラス収支になるわけです。
ルメールもかなり優秀ですが、単勝回収率99%で、惜しくもプラスならず、という感じです。
▼次に、「ダートの特別戦」のデータを見てみましょう。
【ダートの特別戦】
・2010年~2015年9月
・ダートの特別戦
◆上記条件の単勝回収率
横山典弘 103%
川田将雅 124%
田辺裕信 130%
戸崎圭太 131%
吉田隼人 153%
松田大作 139%
はい。こんな感じ。
芝よりダートの方が、狙える人数は多いですね。
Mデムーロや、ルメールは、芝では儲かる騎手ですが、ダートだと少し信頼度が下がる印象。
松田大作はどちらもランクイン。
彼は、特別戦で人気薄を勝たせることが多いので、長い目で見れば回収率が高く、儲けやすい騎手と言えます。
▼ちなみに、ダートのデータをさらに絞り込んでいくと、面白いです。
横山典弘 271%
という条件があります。
「ダート1200m」ですね。
つまり、特別戦のダート1200では、横山典弘を買っておけば、利益を出しやすい傾向にある、ということです。
▼ということで本日は、「単勝で儲かる騎手」について書いてみました。
私なりにまとめると、
「騎手で買うなら、その騎手が得意な条件を分析して、ピンポイントで狙うのが良いと思う」
私はそう考えています。
▼また、騎手だけで狙うより、さらに複合的に予想ロジックを組んだほうが勝ちやすいです。
例えば、
「東京2400mの特別戦なら、芝の特別戦が得意な騎手かつ、内枠の馬を狙う」とか、
「夏のダート重賞レースなら、ダートの特別戦が得意な騎手かつ、牝馬を狙う」
という感じで、騎手だけでなく、複合的に期待値の高いロジックを融合させるわけです。
これができるようになると、一気に回収率が上がります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼本日の記事のように、騎手だけでも勝とうと思えば勝てます。
いずれにしても大切な事は、「仮説を立ててデータ分析してみること」だと思う。
なんとなくのイメージで適当に馬券を買えば、どんどんマイナスが増えていきますので要注意ですね。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
ケーススタディ【各騎手の詳細データ】
▼ここでは「重賞レース」で回収率を上げやすい騎手について、少し考察してみます。
私ブエナが、重賞レースで警戒している騎手は、
・Mデムーロ
・ルメール
・戸崎圭太
・田辺裕信
・福永祐一
はい。
メジャーどころですが、やはりこの辺の騎手は勝負強く、長期回収率も高くなっています。
▼重賞レース、2010年~2017.5までのデータ(1007レース)ですが、デムーロ・ルメール・戸崎・田辺は、重賞レースで単勝を買い続ければプラス。
福永祐一だけはちょっと変わった傾向があり、「福永騎手は、複勝回収率が95%と高い」わけです。
でも単勝回収率は68%しかない。つまり勝ち切れない。
でも安定しているので、ワイドや三連複の軸として、福永祐一ジョッキーはとても使いやすいと感じるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼重賞レース以外でも、「単勝で儲かる騎手」を考えてみます。
これを読んでいる人で、多くの人が購入するレースは、後半の9~11レースあたりだと思います。
午前中の1~5レースにも、おいしいレースや、おいしい馬は存在していますが、あまり午前中からゴリゴリと馬券購入している人は少ない。
ので、第一部と同様に、ここでも「特別戦」の騎手データを考察してみたいと思います。
▼騎手で馬券を買うなら、
「芝とダート」そして「距離」
私ブエナの場合は、ここだけは明確に分類して、騎手の特性を認識するようにしています。
▼一般的に、リーディング上位の騎手は、どんなレースでも大体うまい。
しかし、「騎手で利益を出す」というところまで考えていくなら、もっとシビアにデータ分析していかないと厳しい。
芝とダートは、その特性が全く違います。
馬でも、芝馬とダート馬がいるように、騎手でも、芝のレースが得意な騎手と、ダートが得意な騎手がいると思うわけです。
▼例えば、「川田将雅ジョッキー」
マカヒキでダービージョッキーにもなりました。若手の有望株ですね。
彼の場合は、基本的には儲けやすい騎手だと、私は考えます。
ただ、狙いどころがちょっと難しい。
具体的なデータを見てみます。
【川田将雅データ】 特別戦
2010~2016.9
1565レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 89%
複勝回収率 86%
はい。
川田将雅は利益を出しやすい騎手だと思いますが、フィルタリングなしで、すべてのレースを購入すると、利益を出すまではいかない。
ここからさらに絞ります。
【川田将雅ダート】
単勝回収率 114%
複勝回収率 99%
はい。
ダート戦で、川田将雅から買っておけば、回収率はかなり上げやすくなると思います。
(過去5~6年の特別戦)
【川田将雅 芝の2000m以上】
単勝回収率 118%
複勝回収率 88%
はい。
芝のレースで、川田将雅を狙うなら短距離ではなく、2000メートル以上の長い距離が吉。
このようにフィルタリングしていくと、単純に川田騎手を買い続けてもマイナスのところ、プラスにすることが可能になる、ということになります。
▼もうちょっと見てみます。
重賞レースでの川田将雅騎手。 2010~2017.5
(ブエナ調べ)
単勝回収率 65%
複勝回収率 67%
うーん。ちょっと厳しい。
G1に絞るとさらに厳しくて、
単勝回収率 54%
複勝回収率 39%
こんな感じ。
▼川田将雅は、マカヒキ・ラブリーデイ・モーリス・ラキシス・ハープスター・ジェンティルドンナなどでG1を勝っています。
若手ではトップレベルの成績だと思いますが、回収率で見ると大きなレースではあまり儲からない印象もある。
やっぱり川田騎手は、狙いどころが難しい騎手でもありますね。
▼さて、「騎手で買う」という戦略をとる場合、注意点が1つあります。
それは、
「騎手の期待値は、時代とともに大きく変遷する」という部分です。
▼簡単に言えば、騎手も人間なので、歳をとって衰えるということ。
私ブエナが、騎手をあまり重視しないのは、これがあるから。
騎手は、時代によって儲かる時期と、衰えて儲からなくなる時期があるわけ。
▼これが例えば、「競馬は先行有利」とか「芝のレースは内枠有利」のような普遍的なデータであれば、基本的には何年経っても変わりません。
でも、騎手の期待値というのは、ある年を境にして大きく変わってしまったりするわけ。
▼武豊の連続リーディング記録が途切れたり、岩田騎手が急に活躍できなくなったり。
このような急激な変化が、騎手データでは頻繁に発生するわけです。
だから、騎手だけでは非常に狙いにくい。
一般的なデータ競馬と比べて、騎手のデータ競馬は変化が激しいんですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼上述した、「戸崎圭太騎手」
彼もまた、2017年は重賞レースでも回収率が下がってしまいました。
Mデムーロとルメールが日本に常駐することになり、3年連続リーディングだった戸崎騎手は焦ったのかもしれません。
2017年には、連続リーディング記録も途切れ、重賞レースの回収率も大きく下がってしまったわけです。
▼そんな戸崎騎手の詳細データを分析してみましょう。
【戸崎騎手。芝の特別戦】2015~2020年
単勝回収率63%・複勝回収率86%
はい。
元々は、もっと儲かる騎手だったわけですが、2015年からの5年間では、単勝回収率63%と狙いにくい感じになっています。
では次のデータ。
【戸崎騎手。重賞レース】2015~2020年
単勝回収率70%・複勝回収率85%
はい。
複勝回収率は悪くないんですが、単勝回収率が70%だと、ちょっと心もとない。
戸崎騎手は、年を経るごとに勝ち切れない傾向になってきています。
【戸崎騎手。芝の牝馬限定戦(特別戦)】
単勝回収率92%・複勝回収率96%
はい。
2020年までのデータで、戸崎騎手の狙い目としては、牝馬限定戦がいい感じになっています。
なぜか牝馬限定戦だけは回収率が非常に優秀なので、これは頭に入れておいてよいかと思います。
【戸崎騎手。芝のオープン特別】
単勝回収率83%・複勝回収率130%
はい。
クラス別で見ると、オープン特別の複勝回収率だけが突出しています。
戸崎騎手は、オープン特別で人気薄を2~3着に持ってくることが多いので、三連複で高配当を狙う場合は、このデータは頭に入れておいた方が良いでしょう。
【戸崎騎手。距離別成績】
芝1200m⇒単勝回収率104%
はい。
戸崎騎手は、なぜか1200mだけ、勝ち切る傾向にあります。
1200mの特別戦で、戸崎騎手がいたら、単勝を買い続けると儲かるということになります。
ちなみに、1200m以外では、単勝回収率は良くても60%程度しかないので、ほとんど単勝馬券の狙い目はありません。
【戸崎騎手。芝1200m(特別戦)】
新潟競馬場⇒単勝回収率150%
中京競馬場⇒単勝回収率257%
京都競馬場⇒単勝回収率292%
はい。
芝の特別戦1200mを、競馬場別にデータ分析すると上記のようになります。
新潟と中京という、ローカル左回りの大きな競馬場で、好成績になっています。
中山競馬場での騎乗回数が最も多いんですが、中山1200mでは、単勝回収率81%と平凡な成績です。
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