川田将雅騎手のデータと回収率~成績からの狙い目は?
川田将雅(かわだゆうが)ジョッキーデータと特徴
▼本日は、JRAの若手騎手の有望株、川田騎手について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼川田騎手のデータを、2010年から遡って見てみます。
しばらくデータ(2010年~2018年)を眺めていて、私ブエナが感じたこと↓
・川田騎手は、大体どのレース条件でも安定した成績を残すタイプの騎手
・ただ、G1の回収率は低め(単勝回収率59%、複勝回収率38%)
・G2~G3を含めた、重賞レースの回収率も低め(単勝回収率65%、複勝回収率67%)
・ただ、重賞レースの成績に関しては、2011年と2012年の成績が非常に悪く、ここで足を引っ張ってしまっている印象。
・2015年からの重賞レースの成績はまずまず優秀(単勝回収率89%、複勝回収率76%)
・2015年からの1200mと1400mの重賞レースでは、単勝回収率が100%を超えており、近年は短距離重賞に強い
・500万条件と1600万条件では、単勝回収率が100%を超えている。非常に優秀
・競馬場別にみると、東京競馬場と新潟競馬場での単勝回収率120~130%。かなり優秀
・でも同じ左回りの中京は、あまりよくない
・距離的には、2000メートルと2400メートルの回収率が優秀
はい。
あくまでも私ブエナの見解ですが、川田騎手のデータを見ていると、上記のような印象を受けます。
▼トップジョッキーになると、よくあるパターンとして、
「賞金が高いレースだけ成績が良くて、下級条件では回収率が低い」
というパターンになりがちです。
例えば、Mデムーロ騎手や岩田騎手などは、大舞台に強い傾向です。
▼その点、川田騎手は、どんなレース条件でも安定して結果を出してくる印象。
賞金が低いレースでも手を抜かず、しっかり乗ってくる感じですね。
▼その反面、G1などビッグレースでの勝負強さは、やや欠ける印象。
もちろんG1タイトルもたくさん取っている騎手なので、勝負弱いという事はないんですが、回収率的なデータを見ると、川田騎手は、G1ではちょっと回収率が低い印象。
▼ちなみに、川田騎手のG1獲得タイトルは↓
ファインニードル 2018スプリンターズステークス
ファインニードル 2018高松宮記念
ダノンプレミアム 2017朝日杯フューチュリティステークス
サトノアラジン 2017安田記念
マカヒキ 2016ダービー
ラブリーデイ 2015宝塚記念
モーリス 2015安田記念
ラキシス 2014エリザベス女王杯
ハープスター 2014桜花賞
ジェンティルドンナ 2012オークス
ビッグウィーク 2010菊花賞
はい。
こんな感じですね。
▼ダービーを含め、クラシックも数多く制し、若手としてはトップレベルの成績だと思います。
ただ上述したように、回収率的にはどうも上がってこない。
G1では、単勝回収率59%、複勝回収率38%ですから、G1で積極的に川田将雅騎手を狙っていくと、大赤字になります。
▼G1で川田騎手を狙う場合、ひとつのコツとして、
「1~7番人気の川田騎手を狙う(G1の場合)」
という考え方があります。
ここまでのデータを見ると、川田騎手はG1で大穴を開けるタイプの騎手ではないので、人気馬~中穴で狙っていくと、G1でも回収率が上がりやすい感じ。
1~7番人気に限定すれば、G1でも単勝回収率104%、複勝回収率68%まで上昇します。
▼川田騎手の場合、G1でも「2000メートル~2400メートル」の成績が良い傾向です。
G1は、安田記念を2勝していますが、マイルG1の回収率的には、単勝回収率42%、複勝回収率20%と、あまり狙えない感じ。
サンプル数がそれほど多くないので、データとしてはまだ未完成ですが、1番人気を飛ばすことも多いので、川田騎手のマイルG1は、ちょっと厳しめに判定した方が良いかもしれません。
▼ここまで見てきたとおり、川田騎手の場合、中長距離レースで道中折り合いをつけ、直線で剛腕勝負・追い比べ、というスタイルの方が回収率が高くなっている印象。
ダービーのマカヒキなどは、まさにそれがピッタリとハマったレースで、川田騎手の長所が100%出ていたレースだったと思います。
▼あと、東京競馬場と新潟競馬場の回収率が非常に高い騎手です。
剛腕なので、直線が長く、のびのびと走れるコースは、相性が良いのかもしれません。
川田騎手は、小回り競馬場で狙うより、直線が長い大きな競馬場で狙う方が、利益は出しやすい印象です。
▼ちなみに、私ブエナが川田騎手をよく狙う条件は、
「重賞レース以外で、芝の2000mと2400m」
です。
この条件の川田騎手は、単勝回収率が100%を超えており、非常に信頼できる印象です。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼川田騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは、重賞レースに限定してデータ分析してみます。
川田騎手
重賞レース
2010~2018.9
単勝回収率67%
複勝回収率70%
はい。
川田騎手の場合、2011年と2012年の重賞回収率が非常に悪く、この2年間で平均回収率を下げてしまっている印象です。
▼2015年からの重賞レースデータに限定すると、
単勝回収率89%
複勝回収率76%
という感じで、なかなか優秀な成績になります。
▼以前にも書きましたが、騎手データの場合、急に成長したり、逆に急に衰えて行ったりすることがよくあります。
ですので、どの期間のデータを利用するかが難しくなってきます。
騎手は、直近のデータが有効になるケースが多いので、川田騎手も重賞レースで狙える騎手になってきていると考えてよいと思います。
▼特に近年では、1200mと1400mの重賞レースで非常に回収率が高くなっています。
1200m重賞
単勝回収率135%
1400m重賞
単勝回収率221%
2015年からのデータですが、素晴らしい成績ですね。
今後も、短距離の重賞レースでは、川田騎手は要注意と考えておいてよいかと思う。
▼ただ、マイル重賞に関しては、2015年からのデータに絞っても、単勝回収率57%とあまり良くないです。
川田騎手は、1200~1400mまでで勝負し、1600mでは少し賭け金を下げるなど、しばらく様子見でもよいかもしれません。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【川田騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率80%・複勝回収率84%
重賞レース⇒単勝回収率81%・複勝回収率76%
平場⇒単勝回収率78%・複勝回収率81%
はい。
過去5年間の全レースの回収率が、単勝回収率80%ですから、まずまずという感じですね。
複勝回収率も84%あり、優秀な部類に入ると思います。
▼先ほども少し書きましたが、騎手というのは、トップジョッキーになればなるほど、大舞台での回収率が高くなり、下級クラスでの回収率が低くなります。
これは、トップジョッキーというのは、名前が売れているので、どんなレースでも馬券が過剰に売れてしまうからです。
過剰人気になれば、どんなに上手い騎手でも、平均回収率は下がってしまいます。
▼そんな中で、川田騎手の複勝回収率84%というのは、優秀です。
賞金の安いレースでも手を抜かず、真剣に騎乗していることがわかります。
▼その一方で、重賞レースでの複勝回収率は76%と、全体平均よりも10%近く低くなっています。
川田騎手の場合、大舞台で期待値が高いと言うよりは、下級クラスで期待値が高いと考えた方がいいかもしれません。
ルメール騎手などは、明らかに重賞レースの回収率が高く、下級クラスでは回収率はあまり高くないわけですが、それとは逆の傾向ですね。
▼では次に、距離別のデータを見てみましょう。
【川田騎手。距離別データ。全クラス】2015~2020年
芝1200m⇒単勝回収率74%・複勝回収率82%
芝1400m⇒単勝回収率99%・複勝回収率88%
芝1600m⇒単勝回収率72%・複勝回収率86%
芝1800m⇒単勝回収率89%・複勝回収率87%
芝2000m⇒単勝回収率94%・複勝回収率103%
芝2200m⇒単勝回収率77%・複勝回収率83%
芝2400m⇒単勝回収率89%・複勝回収率85%
はい。
川田騎手の芝のレースを距離別に分析してみました。
▼全体的に回収率が高いのが分かります。
ダートだと、芝よりも大きく回収率が下がるので、川田騎手は芝のレースで狙っていくと、利益を出しやすい騎手であると言えます。
▼では次に、重賞レースのデータを見てみましょう。
【川田騎手。重賞レースデータ】2015~2020年
1200m⇒単勝回収率121%・複勝回収率80%
1400m⇒単勝回収率156%・複勝回収率90%
1600m⇒単勝回収率68%・複勝回収率59%
1800m⇒単勝回収率89%・複勝回収率86%
2000m⇒単勝回収率56%・複勝回収率88%
2200m⇒単勝回収率94%・複勝回収率85%
2400m⇒単勝回収率65%・複勝回収率66%
はい。
先程は、全クラスの芝のデータを抽出しましたが、今回は、ダートも合わせた重賞レースのデータになります。
▼1200~1400mの重賞レースでは、やはり回収率が高くなっていますね。
川田騎手の短距離重賞は、要注意と考えておいて良いでしょう。
▼それに対して、1600mのマイル戦では、複勝回収率が59%しかありません。
これは、複勝率が28%しかないことに起因します。
つまり、川田騎手はマイル重賞では、あまり安定感がないことが分かります。
全クラスのデータでも、マイル戦はあまり良い成績ではなかったんですが、川田騎手はマイルが苦手なんでしょうか。
▼▼では次に、川田騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【川田騎手。クラス別データ】2016~2020年。3050レース分析
新馬⇒単勝回収率84%・複勝回収率72%
未勝利⇒単勝回収率71%・複勝回収率81%
1勝クラス⇒単勝回収率78%・複勝回収率88%
2勝クラス⇒単勝回収率85%・複勝回収率84%
3勝クラス⇒単勝回収率90%・複勝回収率99%
オープン特別⇒単勝回収率79%・複勝回収率105%
リステッド競走⇒単勝回収率76%・複勝回収率92%
G3⇒単勝回収率75%・複勝回収率83%
G2⇒単勝回収率128%・複勝回収率104%
G1⇒単勝回収率56%・複勝回収率68%
平場⇒単勝回収率77%・複勝回収率82%
特別戦⇒単勝回収率83%・複勝回収率91%
はい。
過去5年間の、川田騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼全体的に回収率が高い騎手ですが、最も回収率が高いのは3勝クラスで、最も回収率が低いのはG1レースということになります。
川田騎手は、G1をいくつも勝っているトップジョッキーですが、G1の回収率で見ると低めです。
G1レースでは、積極的に軸にするタイプではなく、ヒモで狙っていく方が回収率は上げやすいと思います。
▼G1で川田騎手を狙う場合、「2~4番人気で2~3着が多い」という点がポイントになります。
【川田騎手。G1レース】
2~4番人気⇒単勝回収率44%・複勝回収率107%
(3-9-5-14)
という感じになります。
勝ち切れないが、2~3着にはしっかり持ってくる傾向にありますね。
▼この傾向を利用すると、G1で川田騎手が2~4番人気の時は、ワイドか三連複の軸にするのが有効ということになります。
あるいは、ピンポイントに三連単で2~3着固定でも良いですね。
「川田騎手は、G1の2~4番人気で、2~3着が多い」というデータを頭の中に入れておくだけでも、馬券戦略が広がっていくと思います。
▼逆に、川田騎手をG1で、1着固定にしてしまうと、回収率は大きく下がります。
上述した通り、2~4番人気でも単勝回収率は44%しかなく、これを1着固定にすると、大赤字になります。
あくまでもG1での話ですが、川田騎手は1着固定より、2~3着狙いの方が期待値が高いと言えます。
▼次に、川田騎手がG1で1番人気になった時の成績ですが、単勝回収率51%・複勝回収率62%と、あまり良くないです。
勝率は21%、連対率は35%、複勝率は50%という感じで、平均的な1番人気の成績を下回っています。
2~4番人気だと複勝回収率はプラスだったんですが、1番人気だとプレッシャーがかかるのか、複勝回収率でも62%と低迷しています。
したがって川田騎手は、1番人気で狙うより、2~4番人気で狙う方が、G1では回収率を上げやすいと言えます。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング
▼本日は、JRAの若手騎手の有望株、川田騎手について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼川田騎手のデータを、2010年から遡って見てみます。
しばらくデータ(2010年~2018年)を眺めていて、私ブエナが感じたこと↓
・川田騎手は、大体どのレース条件でも安定した成績を残すタイプの騎手
・ただ、G1の回収率は低め(単勝回収率59%、複勝回収率38%)
・G2~G3を含めた、重賞レースの回収率も低め(単勝回収率65%、複勝回収率67%)
・ただ、重賞レースの成績に関しては、2011年と2012年の成績が非常に悪く、ここで足を引っ張ってしまっている印象。
・2015年からの重賞レースの成績はまずまず優秀(単勝回収率89%、複勝回収率76%)
・2015年からの1200mと1400mの重賞レースでは、単勝回収率が100%を超えており、近年は短距離重賞に強い
・500万条件と1600万条件では、単勝回収率が100%を超えている。非常に優秀
・競馬場別にみると、東京競馬場と新潟競馬場での単勝回収率120~130%。かなり優秀
・でも同じ左回りの中京は、あまりよくない
・距離的には、2000メートルと2400メートルの回収率が優秀
はい。
あくまでも私ブエナの見解ですが、川田騎手のデータを見ていると、上記のような印象を受けます。
▼トップジョッキーになると、よくあるパターンとして、
「賞金が高いレースだけ成績が良くて、下級条件では回収率が低い」
というパターンになりがちです。
例えば、Mデムーロ騎手や岩田騎手などは、大舞台に強い傾向です。
▼その点、川田騎手は、どんなレース条件でも安定して結果を出してくる印象。
賞金が低いレースでも手を抜かず、しっかり乗ってくる感じですね。
▼その反面、G1などビッグレースでの勝負強さは、やや欠ける印象。
もちろんG1タイトルもたくさん取っている騎手なので、勝負弱いという事はないんですが、回収率的なデータを見ると、川田騎手は、G1ではちょっと回収率が低い印象。
▼ちなみに、川田騎手のG1獲得タイトルは↓
ファインニードル 2018スプリンターズステークス
ファインニードル 2018高松宮記念
ダノンプレミアム 2017朝日杯フューチュリティステークス
サトノアラジン 2017安田記念
マカヒキ 2016ダービー
ラブリーデイ 2015宝塚記念
モーリス 2015安田記念
ラキシス 2014エリザベス女王杯
ハープスター 2014桜花賞
ジェンティルドンナ 2012オークス
ビッグウィーク 2010菊花賞
はい。
こんな感じですね。
▼ダービーを含め、クラシックも数多く制し、若手としてはトップレベルの成績だと思います。
ただ上述したように、回収率的にはどうも上がってこない。
G1では、単勝回収率59%、複勝回収率38%ですから、G1で積極的に川田将雅騎手を狙っていくと、大赤字になります。
▼G1で川田騎手を狙う場合、ひとつのコツとして、
「1~7番人気の川田騎手を狙う(G1の場合)」
という考え方があります。
ここまでのデータを見ると、川田騎手はG1で大穴を開けるタイプの騎手ではないので、人気馬~中穴で狙っていくと、G1でも回収率が上がりやすい感じ。
1~7番人気に限定すれば、G1でも単勝回収率104%、複勝回収率68%まで上昇します。
▼川田騎手の場合、G1でも「2000メートル~2400メートル」の成績が良い傾向です。
G1は、安田記念を2勝していますが、マイルG1の回収率的には、単勝回収率42%、複勝回収率20%と、あまり狙えない感じ。
サンプル数がそれほど多くないので、データとしてはまだ未完成ですが、1番人気を飛ばすことも多いので、川田騎手のマイルG1は、ちょっと厳しめに判定した方が良いかもしれません。
▼ここまで見てきたとおり、川田騎手の場合、中長距離レースで道中折り合いをつけ、直線で剛腕勝負・追い比べ、というスタイルの方が回収率が高くなっている印象。
ダービーのマカヒキなどは、まさにそれがピッタリとハマったレースで、川田騎手の長所が100%出ていたレースだったと思います。
▼あと、東京競馬場と新潟競馬場の回収率が非常に高い騎手です。
剛腕なので、直線が長く、のびのびと走れるコースは、相性が良いのかもしれません。
川田騎手は、小回り競馬場で狙うより、直線が長い大きな競馬場で狙う方が、利益は出しやすい印象です。
▼ちなみに、私ブエナが川田騎手をよく狙う条件は、
「重賞レース以外で、芝の2000mと2400m」
です。
この条件の川田騎手は、単勝回収率が100%を超えており、非常に信頼できる印象です。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
川田騎手は、短距離重賞レースが得意?
▼川田騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは、重賞レースに限定してデータ分析してみます。
川田騎手
重賞レース
2010~2018.9
単勝回収率67%
複勝回収率70%
はい。
川田騎手の場合、2011年と2012年の重賞回収率が非常に悪く、この2年間で平均回収率を下げてしまっている印象です。
▼2015年からの重賞レースデータに限定すると、
単勝回収率89%
複勝回収率76%
という感じで、なかなか優秀な成績になります。
▼以前にも書きましたが、騎手データの場合、急に成長したり、逆に急に衰えて行ったりすることがよくあります。
ですので、どの期間のデータを利用するかが難しくなってきます。
騎手は、直近のデータが有効になるケースが多いので、川田騎手も重賞レースで狙える騎手になってきていると考えてよいと思います。
▼特に近年では、1200mと1400mの重賞レースで非常に回収率が高くなっています。
1200m重賞
単勝回収率135%
1400m重賞
単勝回収率221%
2015年からのデータですが、素晴らしい成績ですね。
今後も、短距離の重賞レースでは、川田騎手は要注意と考えておいてよいかと思う。
▼ただ、マイル重賞に関しては、2015年からのデータに絞っても、単勝回収率57%とあまり良くないです。
川田騎手は、1200~1400mまでで勝負し、1600mでは少し賭け金を下げるなど、しばらく様子見でもよいかもしれません。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【川田騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率80%・複勝回収率84%
重賞レース⇒単勝回収率81%・複勝回収率76%
平場⇒単勝回収率78%・複勝回収率81%
はい。
過去5年間の全レースの回収率が、単勝回収率80%ですから、まずまずという感じですね。
複勝回収率も84%あり、優秀な部類に入ると思います。
▼先ほども少し書きましたが、騎手というのは、トップジョッキーになればなるほど、大舞台での回収率が高くなり、下級クラスでの回収率が低くなります。
これは、トップジョッキーというのは、名前が売れているので、どんなレースでも馬券が過剰に売れてしまうからです。
過剰人気になれば、どんなに上手い騎手でも、平均回収率は下がってしまいます。
▼そんな中で、川田騎手の複勝回収率84%というのは、優秀です。
賞金の安いレースでも手を抜かず、真剣に騎乗していることがわかります。
▼その一方で、重賞レースでの複勝回収率は76%と、全体平均よりも10%近く低くなっています。
川田騎手の場合、大舞台で期待値が高いと言うよりは、下級クラスで期待値が高いと考えた方がいいかもしれません。
ルメール騎手などは、明らかに重賞レースの回収率が高く、下級クラスでは回収率はあまり高くないわけですが、それとは逆の傾向ですね。
▼では次に、距離別のデータを見てみましょう。
【川田騎手。距離別データ。全クラス】2015~2020年
芝1200m⇒単勝回収率74%・複勝回収率82%
芝1400m⇒単勝回収率99%・複勝回収率88%
芝1600m⇒単勝回収率72%・複勝回収率86%
芝1800m⇒単勝回収率89%・複勝回収率87%
芝2000m⇒単勝回収率94%・複勝回収率103%
芝2200m⇒単勝回収率77%・複勝回収率83%
芝2400m⇒単勝回収率89%・複勝回収率85%
はい。
川田騎手の芝のレースを距離別に分析してみました。
▼全体的に回収率が高いのが分かります。
ダートだと、芝よりも大きく回収率が下がるので、川田騎手は芝のレースで狙っていくと、利益を出しやすい騎手であると言えます。
▼では次に、重賞レースのデータを見てみましょう。
【川田騎手。重賞レースデータ】2015~2020年
1200m⇒単勝回収率121%・複勝回収率80%
1400m⇒単勝回収率156%・複勝回収率90%
1600m⇒単勝回収率68%・複勝回収率59%
1800m⇒単勝回収率89%・複勝回収率86%
2000m⇒単勝回収率56%・複勝回収率88%
2200m⇒単勝回収率94%・複勝回収率85%
2400m⇒単勝回収率65%・複勝回収率66%
はい。
先程は、全クラスの芝のデータを抽出しましたが、今回は、ダートも合わせた重賞レースのデータになります。
▼1200~1400mの重賞レースでは、やはり回収率が高くなっていますね。
川田騎手の短距離重賞は、要注意と考えておいて良いでしょう。
▼それに対して、1600mのマイル戦では、複勝回収率が59%しかありません。
これは、複勝率が28%しかないことに起因します。
つまり、川田騎手はマイル重賞では、あまり安定感がないことが分かります。
全クラスのデータでも、マイル戦はあまり良い成績ではなかったんですが、川田騎手はマイルが苦手なんでしょうか。
▼▼では次に、川田騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【川田騎手。クラス別データ】2016~2020年。3050レース分析
新馬⇒単勝回収率84%・複勝回収率72%
未勝利⇒単勝回収率71%・複勝回収率81%
1勝クラス⇒単勝回収率78%・複勝回収率88%
2勝クラス⇒単勝回収率85%・複勝回収率84%
3勝クラス⇒単勝回収率90%・複勝回収率99%
オープン特別⇒単勝回収率79%・複勝回収率105%
リステッド競走⇒単勝回収率76%・複勝回収率92%
G3⇒単勝回収率75%・複勝回収率83%
G2⇒単勝回収率128%・複勝回収率104%
G1⇒単勝回収率56%・複勝回収率68%
平場⇒単勝回収率77%・複勝回収率82%
特別戦⇒単勝回収率83%・複勝回収率91%
はい。
過去5年間の、川田騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼全体的に回収率が高い騎手ですが、最も回収率が高いのは3勝クラスで、最も回収率が低いのはG1レースということになります。
川田騎手は、G1をいくつも勝っているトップジョッキーですが、G1の回収率で見ると低めです。
G1レースでは、積極的に軸にするタイプではなく、ヒモで狙っていく方が回収率は上げやすいと思います。
▼G1で川田騎手を狙う場合、「2~4番人気で2~3着が多い」という点がポイントになります。
【川田騎手。G1レース】
2~4番人気⇒単勝回収率44%・複勝回収率107%
(3-9-5-14)
という感じになります。
勝ち切れないが、2~3着にはしっかり持ってくる傾向にありますね。
▼この傾向を利用すると、G1で川田騎手が2~4番人気の時は、ワイドか三連複の軸にするのが有効ということになります。
あるいは、ピンポイントに三連単で2~3着固定でも良いですね。
「川田騎手は、G1の2~4番人気で、2~3着が多い」というデータを頭の中に入れておくだけでも、馬券戦略が広がっていくと思います。
▼逆に、川田騎手をG1で、1着固定にしてしまうと、回収率は大きく下がります。
上述した通り、2~4番人気でも単勝回収率は44%しかなく、これを1着固定にすると、大赤字になります。
あくまでもG1での話ですが、川田騎手は1着固定より、2~3着狙いの方が期待値が高いと言えます。
▼次に、川田騎手がG1で1番人気になった時の成績ですが、単勝回収率51%・複勝回収率62%と、あまり良くないです。
勝率は21%、連対率は35%、複勝率は50%という感じで、平均的な1番人気の成績を下回っています。
2~4番人気だと複勝回収率はプラスだったんですが、1番人気だとプレッシャーがかかるのか、複勝回収率でも62%と低迷しています。
したがって川田騎手は、1番人気で狙うより、2~4番人気で狙う方が、G1では回収率を上げやすいと言えます。
馬券収支が向上するサイトランキング
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング