田辺裕信騎手のデータ傾向と回収率~成績からの狙い目と買い方
田辺裕信(たなべひろのぶ)ジョッキーデータと特徴
▼本日は、田辺騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、私が2010年までさかのぼって、田辺騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓
・平均単勝回収率92%というのは驚異的。田辺裕信はかなり回収率が高い騎手と言える
・回収率が高いという事は、人気がない馬で勝つことが多いということ
・なので、田辺騎手が人気薄のときは、一応警戒しておくと、穴馬券を取りやすい
・とは言え、完全な穴騎手というわけでもなく、1~3番人気でも単勝回収率92%と非常に優秀
・4~7番人気が平凡で、単勝回収率75%程度
・G1など、大きなレースで人気薄を持ってくることが多い。重賞レースの単勝回収率200%は恐ろしい
・ただ、2017年からは重賞レースの回収率が急降下。穴馬での激走が減っている
・競馬場別にみると、東京と中山、つまり関東圏での回収率が非常に優秀。単勝回収率95%以上
・レース番号で見ると、10R~12Rの後半戦に強い。特にメインレースの回収率は非常に高い
はい。
データを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
▼まずは2010年からのすべての成績を見てみます。
田辺騎手データ(2010~2017)
6352レース騎乗
勝率9.2%
連対率18%
複勝率26.7%
単勝回収率92%
複勝回収率85%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼田辺裕信騎手。
長く競馬をやっている人なら、彼の名前は知っているはず。
G1など、大きなレースで全く人気のない馬を持ってくる、穴党にはたまらない騎手。
代表的なのが、2014年のフェブラリーステークス。
なんと、シンガリ人気のコパノリッキーを勝たせてしまった!
単勝272倍。
誰もが驚きました。
▼あるいは、2016年の安田記念。
このレースには、あの伝説の名馬モーリスが出走していた。
単勝1.7倍の断然人気。
頭数も少なめだったので、誰もがモーリスの勝利だろうと考えていた。
しかし勝ったのは、8番人気のロゴタイプ。
田辺裕信騎手の、絶妙のペースでの逃げ切りでした。
あの逃げはすごいです。
VTRを観る機会があったら、ぜひ見ていただきたい。
▼このように、田辺騎手は大舞台でも臆することなく攻める騎乗ができる騎手です。
以前に何かのインタビューで言っていましたが、「この馬を勝たせるには、どうすればいいか?」というシミュレーションを、常に行っているとか。
多くの騎手も、そのようなイメージトレーニングをすると思いますが、田辺騎手の場合は、発想が斬新。
「折り合いをつけて、この馬の力を発揮できるように…」みたいな、かったるいイメージトレーニングでは無い。
本当に勝つための騎乗をしてくるわけです。
▼勝ちに行くからこそ、勝てなかったときでも2~3着に残すことができると、私ブエナは思うわけ。
これが最初から「2~3着狙い」だったら、4~5着の掲示板がやっと、という感じになってしまいます。
▼なので、田辺騎手は2~3着に人気薄を持ってくることも多い。
2014年の天皇賞春。
12番人気のホッコーブレーヴで3着に突っ込んできた。
このときの4着が、断然人気のキズナでしたから、競馬ファンにとっては迷惑な田辺騎手だったことでしょう。
▼田辺騎手のすごいところは、レース条件に関係なく、回収率が高いところです。
芝でもダートでも、短距離でも中距離でも長距離でも、どんな条件でも回収率が高い。
ほとんどの騎手には、「得意条件」というものがあるわけですが、田辺騎手に関しては、オールマイティな印象です。
▼その中でも、私ブエナが特にマークしているのは、
「田辺騎手のマイル戦」
単勝回収率133%
複勝回収率102%
と、恐ろしい回収率になっています。
芝でもダートでも、単勝回収率は100%を超えています。
▼重賞レースのマイルに絞れば、単勝回収率578%、複勝回収率147%です。これはやりすぎ。
マイル重賞で、田辺騎手は大穴馬を何度も勝たせている。
その一方で、意外と上位人気馬で惨敗していることが多かったりする。
▼田辺騎手は、1着を狙ってくる騎手なので、安定感よりも1着固定とか、人気薄を狙う場合に相性が良くなる騎手かと思います。
安定的な成績を求めるなら、田辺騎手より、ルメール騎手や福永祐一騎手などの方が、回収率は上がりやすい印象です。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼田辺騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは、重賞レースに限定して分析してみたいと思います。
田辺騎手
重賞レースデータ
2010~2018.9
単勝回収率182%
複勝回収率91%
はい。
先ほども書きましたが、田辺騎手は重賞レースで一発大穴を開けるのが得意な騎手なので、かなり回収率が高くなっています。
▼この数字だけを見れば、重賞レースで田辺騎手の単勝を買い続ければ、自動的にお金が増えるように錯覚します。
でも、ここには罠があります。
▼それは、「その年によって成績が大きくバラつく」という部分です。
上記のデータは、2010年から2018年までの合計なんですが、実は年度別に見るとかなりの誤差があります。
▼簡単に言えば、2013年から2016年までの4年間。
田辺騎手の場合、この4年間の重賞レース成績が、飛び抜けて良いわけです。
なので、この4年間で全体の回収率を引き上げてしまっているんですね。
ちなみにこの期間の回収率は、「単勝回収率328%・複勝回収率125%」と、とんでもないことになっています。
▼逆に言えば、2010年から2012年までと、2017年から2018年。
この5年間はかなり回収率が低くなっているわけです。
この期間の回収率は、「単勝回収率27%・複勝回収率55%」
という感じで、とても狙えない数字です。
▼大穴というのは、どんな穴騎手であっても、確率的なバラつきを避けることができません。
常に大穴を演出できる騎手はいないということ。
ここが大穴狙いの弱点ですね。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【田辺騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率87%・複勝回収率82%
重賞レース⇒単勝回収率127%・複勝回収率70%
平場⇒単勝回収率79%・複勝回収率83%
特別戦⇒単勝回収率106%・複勝回収率82%
ハンデ戦⇒単勝回収率120%・複勝回収率85%
牝馬限定戦⇒単勝回収率102%・複勝回収率78%
3勝クラス⇒単勝回収率124%・複勝回収率90%
はい。
データ期間を更新してみました。
▼まず、全体の単勝回収率は87%と、やや下降しています。
それでも、他の日本人騎手と比べると、まだ高い水準にありますね。
▼重賞レースの単勝回収率が127%と、非常に優秀。
ただ、複勝回収率は70%しかないので、これは人気薄で一発大穴をあけたと考えられます。
▼この期間で、田辺騎手が単勝高配当を演出したのは、下記の通りです。
2016年の武蔵野ステークス。タガノトネール。3660円
2015年のアルテミスステークス。デンコウアンジュ。8280円
2015年の京成杯オータムハンデ。フラアンジェリコ。6270円
はい。
このような感じですね。
▼これを見るとわかるように、2015年と2016年に高配当が集中しています。
この期間の田辺騎手の重賞レースでの回収率を年度別に見ても、
2015年⇒単勝回収率400%
2016年⇒単勝回収率166%
2017年⇒単勝回収率26%
2018年⇒単勝回収率37%
2019年⇒単勝回収率92%
2020年⇒単勝回収率78%
という感じで、2015年と2016年以外は、平凡な数字になっています。
▼重賞レースの勝利数は、毎年のように4~5勝なんですが、近年は、穴をあけていないんですね。
回収率というのは、基本的にはオッズの高い馬で勝たないと高くなりません。
その点で、2017年からの田辺騎手は、人気馬では勝てるけれども、人気薄で勝てなくなってきているという傾向です。
▼ただ、2019年には、重賞騎乗機会4連勝なども記録しており、好調な時は素晴らしい騎乗を見せる騎手です。
その点では、傾向がわかりやすいタイプなので、「最近の田辺騎手は、調子が良さそうだな」と感じたら、馬券に入れていくというイメージで良いかと思います。
▼次に、平場の回収率ですが、これは単勝回収率79%・複勝回収率83%で、平凡です。
田辺騎手は、穴騎手ですが、午前中からバンバン大穴をあけるというよりは、賞金の高いレースで一発狙ってくる、というタイプですね。
田辺騎手を狙う場合は、9レース以降が良いかと思います。
▼レース番号別の回収率も見ておきましょう。
第10レース⇒単勝回収率112%
第11レース⇒単勝回収率118%
はい。
このように、賞金の高いレースで回収率が高くなっています。
田辺騎手は、特にメインレースと準メインレースで要注意ですね。
ちなみに、第9レースの単勝回収率は83%と普通ですが、複勝回収率は99%もあるので、第9~11レースが狙い目になります。
▼では次に、特別戦ですが、単勝回収率106%と非常に優秀。
これは先ほど書いたとおり、第9~11レースが特別戦になるケースが多いので、当然ですが回収率は高くなります。
田辺騎手を狙う時は、レース名がついているレースを狙っていくと、利益を出しやすくなるというわけです。
▼特別戦では、1番人気の成績が、単勝回収率107%・複勝回収率81%と、単勝回収率に偏っています。
これは、勝ちに行く騎乗をするということなので、田辺騎手が特別戦で1番人気の時は、単勝や1着固定が有効な戦略になります。
▼▼では次に、田辺騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【田辺騎手。クラス別データ】2016~2020年。3651レース分析
新馬⇒単勝回収率94%・複勝回収率89%
未勝利⇒単勝回収率100%・複勝回収率90%
1勝クラス⇒単勝回収率72%・複勝回収率78%
2勝クラス⇒単勝回収率75%・複勝回収率80%
3勝クラス⇒単勝回収率118%・複勝回収率90%
オープン特別⇒単勝回収率64%・複勝回収率76%
リステッド競走⇒単勝回収率97%・複勝回収率88%
G3⇒単勝回収率115%・複勝回収率63%
G2⇒単勝回収率39%・複勝回収率43%
G1⇒単勝回収率55%・複勝回収率52%
重賞トータル⇒単勝回収率78%・複勝回収率54%
牝馬限定戦⇒単勝回収率94%・複勝回収率75%
ハンデ戦⇒単勝回収率95%・複勝回収率79%
平場⇒単勝回収率84%・複勝回収率84%
特別戦⇒単勝回収率95%・複勝回収率79%
はい。
過去5年間の、田辺騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼このデータから田辺騎手の狙い目を考えてみると、まず新馬戦と未勝利戦の回収率が高くなっています。
競争番号で見ても、第1レースから第6レースまでの午前中のレースの回収率が高くなっています。
この辺は、傾向が変わった部分で、近年の田辺騎手は、午前中のレースの期待値が高くなっていると言えます。
▼競争番号で見ると、第7レースと第8レースの回収率はそれぞれ、単勝回収率59%と56%で低い。
そしてその後、第9レースから第11レースまでの賞金の高いレースは、上述した通り、回収率が高くなっています。
第9レース⇒単勝回収率91%
第10レース⇒単勝回収率100%
第11レース⇒単勝回収率88%
という感じで、非常に優秀な成績です。
最終レースの単勝回収率は84%と普通なので、田辺騎手の狙い目としては、「午前中のレース」と「特別戦」ということになります。
▼クラス別の成績に戻りましょう。
田辺騎手が最も高い回収率を示しているのが、3勝クラス。
単勝回収率118%・複勝回収率90%と、素晴らしい成績です。
これだけの回収率があれば、馬単や三連単の1着固定や、ワイドや三連複の軸にすれば、簡単にプラス収支になります。
▼重賞レースに関しては、G3の単勝回収率は115%と優秀。
ただ、複勝回収率は63%しかないので、田辺騎手のG3は、馬単や三連単の1着固定が中心になります。
複勝回収率が低い場合、ワイドや三連複の軸にしてしまうと回収率が大きく下がるので、そこは要注意ですね。
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▼本日は、田辺騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、私が2010年までさかのぼって、田辺騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓
・平均単勝回収率92%というのは驚異的。田辺裕信はかなり回収率が高い騎手と言える
・回収率が高いという事は、人気がない馬で勝つことが多いということ
・なので、田辺騎手が人気薄のときは、一応警戒しておくと、穴馬券を取りやすい
・とは言え、完全な穴騎手というわけでもなく、1~3番人気でも単勝回収率92%と非常に優秀
・4~7番人気が平凡で、単勝回収率75%程度
・G1など、大きなレースで人気薄を持ってくることが多い。重賞レースの単勝回収率200%は恐ろしい
・ただ、2017年からは重賞レースの回収率が急降下。穴馬での激走が減っている
・競馬場別にみると、東京と中山、つまり関東圏での回収率が非常に優秀。単勝回収率95%以上
・レース番号で見ると、10R~12Rの後半戦に強い。特にメインレースの回収率は非常に高い
はい。
データを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
▼まずは2010年からのすべての成績を見てみます。
田辺騎手データ(2010~2017)
6352レース騎乗
勝率9.2%
連対率18%
複勝率26.7%
単勝回収率92%
複勝回収率85%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼田辺裕信騎手。
長く競馬をやっている人なら、彼の名前は知っているはず。
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代表的なのが、2014年のフェブラリーステークス。
なんと、シンガリ人気のコパノリッキーを勝たせてしまった!
単勝272倍。
誰もが驚きました。
▼あるいは、2016年の安田記念。
このレースには、あの伝説の名馬モーリスが出走していた。
単勝1.7倍の断然人気。
頭数も少なめだったので、誰もがモーリスの勝利だろうと考えていた。
しかし勝ったのは、8番人気のロゴタイプ。
田辺裕信騎手の、絶妙のペースでの逃げ切りでした。
あの逃げはすごいです。
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▼このように、田辺騎手は大舞台でも臆することなく攻める騎乗ができる騎手です。
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多くの騎手も、そのようなイメージトレーニングをすると思いますが、田辺騎手の場合は、発想が斬新。
「折り合いをつけて、この馬の力を発揮できるように…」みたいな、かったるいイメージトレーニングでは無い。
本当に勝つための騎乗をしてくるわけです。
▼勝ちに行くからこそ、勝てなかったときでも2~3着に残すことができると、私ブエナは思うわけ。
これが最初から「2~3着狙い」だったら、4~5着の掲示板がやっと、という感じになってしまいます。
▼なので、田辺騎手は2~3着に人気薄を持ってくることも多い。
2014年の天皇賞春。
12番人気のホッコーブレーヴで3着に突っ込んできた。
このときの4着が、断然人気のキズナでしたから、競馬ファンにとっては迷惑な田辺騎手だったことでしょう。
▼田辺騎手のすごいところは、レース条件に関係なく、回収率が高いところです。
芝でもダートでも、短距離でも中距離でも長距離でも、どんな条件でも回収率が高い。
ほとんどの騎手には、「得意条件」というものがあるわけですが、田辺騎手に関しては、オールマイティな印象です。
▼その中でも、私ブエナが特にマークしているのは、
「田辺騎手のマイル戦」
単勝回収率133%
複勝回収率102%
と、恐ろしい回収率になっています。
芝でもダートでも、単勝回収率は100%を超えています。
▼重賞レースのマイルに絞れば、単勝回収率578%、複勝回収率147%です。これはやりすぎ。
マイル重賞で、田辺騎手は大穴馬を何度も勝たせている。
その一方で、意外と上位人気馬で惨敗していることが多かったりする。
▼田辺騎手は、1着を狙ってくる騎手なので、安定感よりも1着固定とか、人気薄を狙う場合に相性が良くなる騎手かと思います。
安定的な成績を求めるなら、田辺騎手より、ルメール騎手や福永祐一騎手などの方が、回収率は上がりやすい印象です。
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私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
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田辺騎手の重賞レース成績は、年によって差が激しい
▼田辺騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは、重賞レースに限定して分析してみたいと思います。
田辺騎手
重賞レースデータ
2010~2018.9
単勝回収率182%
複勝回収率91%
はい。
先ほども書きましたが、田辺騎手は重賞レースで一発大穴を開けるのが得意な騎手なので、かなり回収率が高くなっています。
▼この数字だけを見れば、重賞レースで田辺騎手の単勝を買い続ければ、自動的にお金が増えるように錯覚します。
でも、ここには罠があります。
▼それは、「その年によって成績が大きくバラつく」という部分です。
上記のデータは、2010年から2018年までの合計なんですが、実は年度別に見るとかなりの誤差があります。
▼簡単に言えば、2013年から2016年までの4年間。
田辺騎手の場合、この4年間の重賞レース成績が、飛び抜けて良いわけです。
なので、この4年間で全体の回収率を引き上げてしまっているんですね。
ちなみにこの期間の回収率は、「単勝回収率328%・複勝回収率125%」と、とんでもないことになっています。
▼逆に言えば、2010年から2012年までと、2017年から2018年。
この5年間はかなり回収率が低くなっているわけです。
この期間の回収率は、「単勝回収率27%・複勝回収率55%」
という感じで、とても狙えない数字です。
▼大穴というのは、どんな穴騎手であっても、確率的なバラつきを避けることができません。
常に大穴を演出できる騎手はいないということ。
ここが大穴狙いの弱点ですね。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【田辺騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率87%・複勝回収率82%
重賞レース⇒単勝回収率127%・複勝回収率70%
平場⇒単勝回収率79%・複勝回収率83%
特別戦⇒単勝回収率106%・複勝回収率82%
ハンデ戦⇒単勝回収率120%・複勝回収率85%
牝馬限定戦⇒単勝回収率102%・複勝回収率78%
3勝クラス⇒単勝回収率124%・複勝回収率90%
はい。
データ期間を更新してみました。
▼まず、全体の単勝回収率は87%と、やや下降しています。
それでも、他の日本人騎手と比べると、まだ高い水準にありますね。
▼重賞レースの単勝回収率が127%と、非常に優秀。
ただ、複勝回収率は70%しかないので、これは人気薄で一発大穴をあけたと考えられます。
▼この期間で、田辺騎手が単勝高配当を演出したのは、下記の通りです。
2016年の武蔵野ステークス。タガノトネール。3660円
2015年のアルテミスステークス。デンコウアンジュ。8280円
2015年の京成杯オータムハンデ。フラアンジェリコ。6270円
はい。
このような感じですね。
▼これを見るとわかるように、2015年と2016年に高配当が集中しています。
この期間の田辺騎手の重賞レースでの回収率を年度別に見ても、
2015年⇒単勝回収率400%
2016年⇒単勝回収率166%
2017年⇒単勝回収率26%
2018年⇒単勝回収率37%
2019年⇒単勝回収率92%
2020年⇒単勝回収率78%
という感じで、2015年と2016年以外は、平凡な数字になっています。
▼重賞レースの勝利数は、毎年のように4~5勝なんですが、近年は、穴をあけていないんですね。
回収率というのは、基本的にはオッズの高い馬で勝たないと高くなりません。
その点で、2017年からの田辺騎手は、人気馬では勝てるけれども、人気薄で勝てなくなってきているという傾向です。
▼ただ、2019年には、重賞騎乗機会4連勝なども記録しており、好調な時は素晴らしい騎乗を見せる騎手です。
その点では、傾向がわかりやすいタイプなので、「最近の田辺騎手は、調子が良さそうだな」と感じたら、馬券に入れていくというイメージで良いかと思います。
▼次に、平場の回収率ですが、これは単勝回収率79%・複勝回収率83%で、平凡です。
田辺騎手は、穴騎手ですが、午前中からバンバン大穴をあけるというよりは、賞金の高いレースで一発狙ってくる、というタイプですね。
田辺騎手を狙う場合は、9レース以降が良いかと思います。
▼レース番号別の回収率も見ておきましょう。
第10レース⇒単勝回収率112%
第11レース⇒単勝回収率118%
はい。
このように、賞金の高いレースで回収率が高くなっています。
田辺騎手は、特にメインレースと準メインレースで要注意ですね。
ちなみに、第9レースの単勝回収率は83%と普通ですが、複勝回収率は99%もあるので、第9~11レースが狙い目になります。
▼では次に、特別戦ですが、単勝回収率106%と非常に優秀。
これは先ほど書いたとおり、第9~11レースが特別戦になるケースが多いので、当然ですが回収率は高くなります。
田辺騎手を狙う時は、レース名がついているレースを狙っていくと、利益を出しやすくなるというわけです。
▼特別戦では、1番人気の成績が、単勝回収率107%・複勝回収率81%と、単勝回収率に偏っています。
これは、勝ちに行く騎乗をするということなので、田辺騎手が特別戦で1番人気の時は、単勝や1着固定が有効な戦略になります。
▼▼では次に、田辺騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【田辺騎手。クラス別データ】2016~2020年。3651レース分析
新馬⇒単勝回収率94%・複勝回収率89%
未勝利⇒単勝回収率100%・複勝回収率90%
1勝クラス⇒単勝回収率72%・複勝回収率78%
2勝クラス⇒単勝回収率75%・複勝回収率80%
3勝クラス⇒単勝回収率118%・複勝回収率90%
オープン特別⇒単勝回収率64%・複勝回収率76%
リステッド競走⇒単勝回収率97%・複勝回収率88%
G3⇒単勝回収率115%・複勝回収率63%
G2⇒単勝回収率39%・複勝回収率43%
G1⇒単勝回収率55%・複勝回収率52%
重賞トータル⇒単勝回収率78%・複勝回収率54%
牝馬限定戦⇒単勝回収率94%・複勝回収率75%
ハンデ戦⇒単勝回収率95%・複勝回収率79%
平場⇒単勝回収率84%・複勝回収率84%
特別戦⇒単勝回収率95%・複勝回収率79%
はい。
過去5年間の、田辺騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼このデータから田辺騎手の狙い目を考えてみると、まず新馬戦と未勝利戦の回収率が高くなっています。
競争番号で見ても、第1レースから第6レースまでの午前中のレースの回収率が高くなっています。
この辺は、傾向が変わった部分で、近年の田辺騎手は、午前中のレースの期待値が高くなっていると言えます。
▼競争番号で見ると、第7レースと第8レースの回収率はそれぞれ、単勝回収率59%と56%で低い。
そしてその後、第9レースから第11レースまでの賞金の高いレースは、上述した通り、回収率が高くなっています。
第9レース⇒単勝回収率91%
第10レース⇒単勝回収率100%
第11レース⇒単勝回収率88%
という感じで、非常に優秀な成績です。
最終レースの単勝回収率は84%と普通なので、田辺騎手の狙い目としては、「午前中のレース」と「特別戦」ということになります。
▼クラス別の成績に戻りましょう。
田辺騎手が最も高い回収率を示しているのが、3勝クラス。
単勝回収率118%・複勝回収率90%と、素晴らしい成績です。
これだけの回収率があれば、馬単や三連単の1着固定や、ワイドや三連複の軸にすれば、簡単にプラス収支になります。
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ただ、複勝回収率は63%しかないので、田辺騎手のG3は、馬単や三連単の1着固定が中心になります。
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