ワイドは当たらない?それとも当たりやすい馬券?ワイドで的中させる方法。当て方と買い方
ワイドは当たらない?
▼本日は、ワイドは当たらないかについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「もし、あなたのワイド馬券が当たらないとしたら、その理由は2つ」
「①穴馬を狙いすぎ ②買い目点数が少なすぎ(≒合成オッズが高すぎ)」
「つまり、本命サイドを多点買いすれば、ワイド馬券は簡単に当たる」
「ただ、それだと回収率がプラスにならないので、そこから余計な馬券を切っていく作業に入る」
「このようなワイド馬券の仕組みがわかっていれば、長期目線でプラス収支に持っていくことが可能になる」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼ワイドは、複勝馬券の次に当たりやすい馬券だと思いますが、意外と「当たらない!」と言っている人も多いです。
これには明確な理由があります。
ワイドが当たらない人の原因↓
原因①「ワイドだから、穴馬を狙おう!」
原因②「ワイドだから、買い目点数を絞ろう!」
はい。
ワイドは当たらないと言っている人。
大体この2つのどちらかに当てはまっているはずです。
▼これはどちらも、「合成オッズを上げすぎ」なんですね。
つまり、高配当を狙いすぎている。だから当たらないわけです。
▼試しに、本命サイドの馬券をワイドで何点か購入してみてください。
簡単に的中すると思います。
ワイド馬券は、当てること自体は非常に簡単なんです。
▼ワイドで難しいのは、利益を出すこと。
上述の通り、ワイドで本命サイドを狙えば簡単に的中します。
しかし、これでは合成オッズが低すぎて、なかなか回収率が上がらないわけですね。
▼ここの部分のバランス調整が、ワイド馬券で最も重要なポイントになります。
先ほど列挙した、ワイドが当たらない人の条件は、高配当を狙いすぎ。利益を狙いすぎ。
逆に、その後に書いた、本命サイド狙いのワイドは、配当が低すぎ。
これを、ちょうどいいポイントにセットすれば、ワイド馬券でも的中率と回収率が安定してくるわけです。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼ワイドは当たらない?それとも当たりやすい?についての考察を続けます。
ワイド馬券は、的中率が高いので、大穴を狙っていく人も多いです。
大穴馬を狙う場合、複勝とワイドで狙っていく人が多い印象です。
▼複勝とワイドは、どちらも3着以内が条件の馬券であり、的中率が高いのが特徴です。
なので、「複勝やワイドなら当たるだろう!」と、安易な気持ちで大穴を狙う人が多いわけです。
▼しかしながら、大穴馬というのは、3着内率もかなり低いものです。
10番人気以下の馬なら、複勝率は5%以下というのもザラです。
つまり大穴馬は、複勝でも、95%は外れるわけです。
▼この仕組みをわかっていないと、ワイドでむやみやたらに大穴を狙い、その結果「ワイドは当たらない!」と嘆くことになるわけですね。
それはワイドが当たらないのではなく、大穴が当たらないのです。
ワイドでも、本命サイドを狙えば簡単に的中します。
▼ただ、本命サイドのワイド馬券はつまらない。
配当が、良くても300円とか500円なので、多点買いすると、ほとんど利益が出ません。
だからこそ、多くの人はワイド馬券を購入するときに、人気薄を狙うんですね。
▼ただ、このような傾向が強いので、ワイド馬券の穴サイドは、「おいしくない」状況になっています。
つまり、ワイドで穴馬券を狙う人が多いので、大穴ゾーンが過剰人気になってしまい、儲からないゾーンになってしまっているわけです。
▼競馬のオッズというのは、こちらが上がればあちらが下がるというものですから、ワイドの穴サイドが損であるということは、ワイドの本命サイドは得であるとも言える。
ワイドで本命サイドを狙う人はあまりいないので、意外なほど配当がつくんですね。
▼そこで次に考えるのが、ワイドで本命サイドを1~2点で狙うやり方。
1点買いなら、絶対にトリガミにはならないし、利益が出るわけです。
▼これもワイドで人気のある買い方です。
本命サイドの場合、オッズが動きにくいので、多少過剰人気になっても回収率に影響しにくいのもメリットです。
▼ただ、ワイドとは言え、1点買いは的中率が低い。
ワイド300円の配当なら、ほとんど確実に的中すると思っている人も多いんですが、そんな事はもちろんありません。
ワイド3倍ということは、平均的中率は30%程度。
100レース購入して70レースは外れるわけです。
▼これも仕組みをよくわかっていないと、「本命サイドのワイドなのに当たらない!」と泣くことになります。
それは当たらないのではなく、適正な的中率なんです。
ワイド3倍で狙って、的中率が50%以上という事は、まずあり得ません。
かなり上手い人でも、的中率40%前後になると思います。
▼この部分がしっかり理解できていれば、多少馬券が外れてもいちいち動揺せずに済む。
馬券の勝ち組は、レース結果を見て動揺することが少ないです。
まぁ、どんなに上手い人でも外れれば悔しいものですが、常にメンタルを整えることができるのが勝ち組。
それに対して、1レースの結果で大きく動揺してしまい、その後もダメージを引きずってしまうのが負け組なんですね。
▼勝ち組のメンタルを身につけるためには、本日書いたような、馬券の基本的な的中率を頭に入れておくことが重要です。
「ワイド3倍の的中率は30%前後」と分かっていれば、7割は不的中なので、いちいち動揺せずに済みますね。
▼▼さて、ここまでワイド馬券が当たらない理由について書いてきました。
簡単に言えば、「合成オッズを下げれば、ワイド馬券は簡単に当たる」ということになります。
▼合成オッズというのは、的中した時の、平均的な払戻倍率のことです。
1万円分の馬券を購入して、的中したときに、平均で3万円戻ってくるとすれば、合成オッズ3倍ということですね。
厳密に言えば、もっと細かい計算式があるんですが、とりあえずここではざっくり理解しておいてもらえばOKです。
▼例えば、ワイド1点で、オッズが5倍なら、合成オッズ5倍。
合成オッズは、3倍前後が利益を出しやすいので、上述した合成オッズ5倍は、少し高すぎるということになります。
合成オッズが高すぎると、的中率が下がり、「当たらない!」ということになります。
▼つまり、ワイド馬券の的中率をコントロールするためには、合成オッズを逆算すればよいということになります。
冒頭でも書きましたが、ワイド馬券が当たらない理由は2つです。
まず1つ目が、穴馬を狙いすぎ。
そして2つ目が、買い目点数が少なすぎです。
▼ワイド馬券の場合、3着まで的中の幅が広がるので、簡単に的中するように錯覚しがちです。
ただ、競馬では、3着を狙うと4着になってしまうもの。
結局のところ、ワイド馬券の的中率は、やはりオッズに依存するわけです。
▼魅力的な穴馬を見つけたときに、「穴馬ー1番人気」のワイドで購入する人は多いです。
ただ、この買い方だと、買い目点数が少なすぎて、合成オッズが高くなってしまい、的中率が大きく下がります。
なので、買い目点数を少し広げて、「穴馬ー1.2.3番人気」という形にすれば、合成オッズが適正な範囲内に収まります。
こうすることによって、「ワイドなのに当たらない!」と嘆く事はなくなると思います。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【桜花賞2021年】
1着 ソダシ(2番人気)
2着 サトノレイナス(1番人気)
3着 ファインルージュ(8番人気)
ワイド290円・1030円・950円
はい。
このレースは、先ほど少し書いたように、「穴馬ー1.2.3番人気」の形でダブル的中が狙えたレースでした。
▼穴馬は、8番人気のファインルージュ。
前走のフェアリーステークスは、2馬身差以上の楽勝。タイム差は0.4秒差。
未勝利戦も0.3秒差で楽勝しており、G1でもいきなり通用しておかしくない。
▼ついでに鞍上は、3着以内に持ってくる腕が抜群な、福永騎手。
ここは、8番人気ですが、3着が期待できるという意味で、ワイドで勝負できるレースになります。
▼ファインルージュは8番人気なので、相手ヒモ馬は、1~3番人気の人気馬とします。
なぜかというと、合成オッズを適正な範囲に収めるためです。
先ほども書いた通り、馬券では合成オッズを高くしすぎると、的中率が一気に下がります。
例えば、 8番人気からワイド流しで、相手ヒモ馬を5~7番人気の中穴馬3頭にしたとすると、ほとんど的中しなくなります。
8番人気馬は、複勝率が15%ほどしかないので、8番人気からのワイドの的中率は最大でも15%になる。
ここに、ヒモが5~7番人気となると、買い目的中率は、かなり低くなることがわかります。
▼少し具体的なデータを出してみましょう。
・ワイド8番人気軸⇒相手5~7番人気【的中率4%・回収率48%】
・ワイド8番人気軸⇒相手1~3番人気【的中率8%・回収率61%】
はい。
相手ヒモ馬を1~3番人気にシフトするだけで、的中率は一気に、倍になる事がわかります。
▼ここでは、予想を一切入れず、単純に8番人気からのワイド流しのデータを取っているので、回収率は61%しかありませんが、期待値の高い8番人気に限定していけば、プラス収支にすることが可能になります。
同時に、的中率も上がることになります。
▼桜花賞2021の話に戻りましょう。
ファインルージュは、前走で1600mの重賞レースを楽勝。
この時点で、8番人気という評価は過小評価だったと言えます。
▼そこでこのようなケースでは、人気薄のファインルージュからワイド流しが有効な戦略になります。
軸が人気薄なので、相手ヒモ馬は、1~3番人気。
合成オッズを考えても、この形がベターと言えます。
▼結果は、8番人気のファインルージュが、福永騎手らしく3着に激走し、1~2着が1~2番人気だったため、ワイドはダブル的中となりました。
配当は、1030円+950円=1980円。
3点買いなので、レース回収率は600%を超える結果となりました。
このように、人気薄で期待値が高そうな馬を見つけた時は、1~3番人気にワイドで流すようにすると、的中率と回収率が安定しやすいですね。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【福島記念2021年】
1着 パンサラッサ(5番人気)
2着 ヒュミドール(6番人気)
3着 アラタ(1番人気)
ワイド1420円・1050円・810円
はい。
このレースは、ローカル裏開催のハンデ重賞で、魅力的な穴馬が数多くいるレースでした。
▼先程の、2021年の桜花賞は、ファインルージュという1頭の穴馬から、1~3番人気馬へのワイドを構成しましたが、今回は、穴馬がたくさんいるので、同じ馬券構成にはできません。
穴馬が複数いる場合のワイドの馬券構成は、下記のようになります。
人気馬1頭ながし⇒ヒモ中穴馬3~4頭
という感じですね。
▼軸馬は、1~3番人気から1頭を選びます。
この2021年の福島記念には、1勝クラスからオープン特別まで怒涛の4連勝中で、ハンデも56キロと手頃なアラタがいたので、軸はこの馬でOKです。
軸を3番人気のステイフーリッシュと迷うところですが、迷ったら上位人気の方を選択していくと、平均的中率が高くなります。
特に、軸馬を決める場合は、できるだけ人気のある馬を選んでいくと、予想精度が高くなりますね。
▼では次に、相手ヒモ馬を選択します。
ヒモは、4~9番人気あたりから期待値の高そうな馬をチェックしていきます。
まず、4番人気のヴァンケドミンゴは、前年の福島記念2着馬で、福島コースでは激走するケースが多いので、これは入れておきます。
次に、5番人気のパンサラッサは、前年のラジニケ(福島競馬場)で2着。福島競馬場では要注意の先行馬なので、これも入れておきます。
次に、 6番人気のヒュミドール。中央場所の重賞レースでも、4~6着に善戦してきた馬で、小倉記念では重賞レース連対を経験。勢いがあるので、この馬も入れておきます。
▼あとは特に魅力的な穴馬はいない感じ。
7番人気のブラヴァスは、近走惨敗続きで期待値が低い。
8番人気のモズナガレボシは、小倉記念の覇者ですが、外差し競馬がハマった感が否めない。
9番人気のコントラチェックは、1200mで激走してきた馬で、2000mはどう考えても長い。
▼ということで、ヒモは4~6番人気馬に決定します。
軸は1番人気馬なので、買い目は下記の通りです。
軸
1番人気アラタ
相手ヒモ馬
4~6番人気(3点買い)
ワイド軸1頭ながし
という感じですね。
▼結果は、5番人気のパンサラッサが4馬身差で逃げ切り圧勝。
2着に6番人気のヒュミドール。
3着に、軸にした1番人気のアラタが入り、ワイドはダブル的中となりました。
▼このレースのポイントは、ローカル裏開催ハンデ重賞ということで、魅力的な穴馬が多かったこと。
1番人気のアラタが、4連勝の勢いと56キロという適度なハンデで、信頼度が高かったこと。
この2点に気づくことができれば、1番人気からのワイド3点流しというシンプルな戦略で、1050円と810円を簡単にダブル的中できたわけですね。
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▼本日は、ワイドは当たらないかについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「もし、あなたのワイド馬券が当たらないとしたら、その理由は2つ」
「①穴馬を狙いすぎ ②買い目点数が少なすぎ(≒合成オッズが高すぎ)」
「つまり、本命サイドを多点買いすれば、ワイド馬券は簡単に当たる」
「ただ、それだと回収率がプラスにならないので、そこから余計な馬券を切っていく作業に入る」
「このようなワイド馬券の仕組みがわかっていれば、長期目線でプラス収支に持っていくことが可能になる」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼ワイドは、複勝馬券の次に当たりやすい馬券だと思いますが、意外と「当たらない!」と言っている人も多いです。
これには明確な理由があります。
ワイドが当たらない人の原因↓
原因①「ワイドだから、穴馬を狙おう!」
原因②「ワイドだから、買い目点数を絞ろう!」
はい。
ワイドは当たらないと言っている人。
大体この2つのどちらかに当てはまっているはずです。
▼これはどちらも、「合成オッズを上げすぎ」なんですね。
つまり、高配当を狙いすぎている。だから当たらないわけです。
▼試しに、本命サイドの馬券をワイドで何点か購入してみてください。
簡単に的中すると思います。
ワイド馬券は、当てること自体は非常に簡単なんです。
▼ワイドで難しいのは、利益を出すこと。
上述の通り、ワイドで本命サイドを狙えば簡単に的中します。
しかし、これでは合成オッズが低すぎて、なかなか回収率が上がらないわけですね。
▼ここの部分のバランス調整が、ワイド馬券で最も重要なポイントになります。
先ほど列挙した、ワイドが当たらない人の条件は、高配当を狙いすぎ。利益を狙いすぎ。
逆に、その後に書いた、本命サイド狙いのワイドは、配当が低すぎ。
これを、ちょうどいいポイントにセットすれば、ワイド馬券でも的中率と回収率が安定してくるわけです。
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なぜワイド馬券が当たらないのか?
▼ワイドは当たらない?それとも当たりやすい?についての考察を続けます。
ワイド馬券は、的中率が高いので、大穴を狙っていく人も多いです。
大穴馬を狙う場合、複勝とワイドで狙っていく人が多い印象です。
▼複勝とワイドは、どちらも3着以内が条件の馬券であり、的中率が高いのが特徴です。
なので、「複勝やワイドなら当たるだろう!」と、安易な気持ちで大穴を狙う人が多いわけです。
▼しかしながら、大穴馬というのは、3着内率もかなり低いものです。
10番人気以下の馬なら、複勝率は5%以下というのもザラです。
つまり大穴馬は、複勝でも、95%は外れるわけです。
▼この仕組みをわかっていないと、ワイドでむやみやたらに大穴を狙い、その結果「ワイドは当たらない!」と嘆くことになるわけですね。
それはワイドが当たらないのではなく、大穴が当たらないのです。
ワイドでも、本命サイドを狙えば簡単に的中します。
▼ただ、本命サイドのワイド馬券はつまらない。
配当が、良くても300円とか500円なので、多点買いすると、ほとんど利益が出ません。
だからこそ、多くの人はワイド馬券を購入するときに、人気薄を狙うんですね。
▼ただ、このような傾向が強いので、ワイド馬券の穴サイドは、「おいしくない」状況になっています。
つまり、ワイドで穴馬券を狙う人が多いので、大穴ゾーンが過剰人気になってしまい、儲からないゾーンになってしまっているわけです。
▼競馬のオッズというのは、こちらが上がればあちらが下がるというものですから、ワイドの穴サイドが損であるということは、ワイドの本命サイドは得であるとも言える。
ワイドで本命サイドを狙う人はあまりいないので、意外なほど配当がつくんですね。
▼そこで次に考えるのが、ワイドで本命サイドを1~2点で狙うやり方。
1点買いなら、絶対にトリガミにはならないし、利益が出るわけです。
▼これもワイドで人気のある買い方です。
本命サイドの場合、オッズが動きにくいので、多少過剰人気になっても回収率に影響しにくいのもメリットです。
▼ただ、ワイドとは言え、1点買いは的中率が低い。
ワイド300円の配当なら、ほとんど確実に的中すると思っている人も多いんですが、そんな事はもちろんありません。
ワイド3倍ということは、平均的中率は30%程度。
100レース購入して70レースは外れるわけです。
▼これも仕組みをよくわかっていないと、「本命サイドのワイドなのに当たらない!」と泣くことになります。
それは当たらないのではなく、適正な的中率なんです。
ワイド3倍で狙って、的中率が50%以上という事は、まずあり得ません。
かなり上手い人でも、的中率40%前後になると思います。
▼この部分がしっかり理解できていれば、多少馬券が外れてもいちいち動揺せずに済む。
馬券の勝ち組は、レース結果を見て動揺することが少ないです。
まぁ、どんなに上手い人でも外れれば悔しいものですが、常にメンタルを整えることができるのが勝ち組。
それに対して、1レースの結果で大きく動揺してしまい、その後もダメージを引きずってしまうのが負け組なんですね。
▼勝ち組のメンタルを身につけるためには、本日書いたような、馬券の基本的な的中率を頭に入れておくことが重要です。
「ワイド3倍の的中率は30%前後」と分かっていれば、7割は不的中なので、いちいち動揺せずに済みますね。
▼▼さて、ここまでワイド馬券が当たらない理由について書いてきました。
簡単に言えば、「合成オッズを下げれば、ワイド馬券は簡単に当たる」ということになります。
▼合成オッズというのは、的中した時の、平均的な払戻倍率のことです。
1万円分の馬券を購入して、的中したときに、平均で3万円戻ってくるとすれば、合成オッズ3倍ということですね。
厳密に言えば、もっと細かい計算式があるんですが、とりあえずここではざっくり理解しておいてもらえばOKです。
▼例えば、ワイド1点で、オッズが5倍なら、合成オッズ5倍。
合成オッズは、3倍前後が利益を出しやすいので、上述した合成オッズ5倍は、少し高すぎるということになります。
合成オッズが高すぎると、的中率が下がり、「当たらない!」ということになります。
▼つまり、ワイド馬券の的中率をコントロールするためには、合成オッズを逆算すればよいということになります。
冒頭でも書きましたが、ワイド馬券が当たらない理由は2つです。
まず1つ目が、穴馬を狙いすぎ。
そして2つ目が、買い目点数が少なすぎです。
▼ワイド馬券の場合、3着まで的中の幅が広がるので、簡単に的中するように錯覚しがちです。
ただ、競馬では、3着を狙うと4着になってしまうもの。
結局のところ、ワイド馬券の的中率は、やはりオッズに依存するわけです。
▼魅力的な穴馬を見つけたときに、「穴馬ー1番人気」のワイドで購入する人は多いです。
ただ、この買い方だと、買い目点数が少なすぎて、合成オッズが高くなってしまい、的中率が大きく下がります。
なので、買い目点数を少し広げて、「穴馬ー1.2.3番人気」という形にすれば、合成オッズが適正な範囲内に収まります。
こうすることによって、「ワイドなのに当たらない!」と嘆く事はなくなると思います。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【桜花賞2021年】
1着 ソダシ(2番人気)
2着 サトノレイナス(1番人気)
3着 ファインルージュ(8番人気)
ワイド290円・1030円・950円
はい。
このレースは、先ほど少し書いたように、「穴馬ー1.2.3番人気」の形でダブル的中が狙えたレースでした。
▼穴馬は、8番人気のファインルージュ。
前走のフェアリーステークスは、2馬身差以上の楽勝。タイム差は0.4秒差。
未勝利戦も0.3秒差で楽勝しており、G1でもいきなり通用しておかしくない。
▼ついでに鞍上は、3着以内に持ってくる腕が抜群な、福永騎手。
ここは、8番人気ですが、3着が期待できるという意味で、ワイドで勝負できるレースになります。
▼ファインルージュは8番人気なので、相手ヒモ馬は、1~3番人気の人気馬とします。
なぜかというと、合成オッズを適正な範囲に収めるためです。
先ほども書いた通り、馬券では合成オッズを高くしすぎると、的中率が一気に下がります。
例えば、 8番人気からワイド流しで、相手ヒモ馬を5~7番人気の中穴馬3頭にしたとすると、ほとんど的中しなくなります。
8番人気馬は、複勝率が15%ほどしかないので、8番人気からのワイドの的中率は最大でも15%になる。
ここに、ヒモが5~7番人気となると、買い目的中率は、かなり低くなることがわかります。
▼少し具体的なデータを出してみましょう。
・ワイド8番人気軸⇒相手5~7番人気【的中率4%・回収率48%】
・ワイド8番人気軸⇒相手1~3番人気【的中率8%・回収率61%】
はい。
相手ヒモ馬を1~3番人気にシフトするだけで、的中率は一気に、倍になる事がわかります。
▼ここでは、予想を一切入れず、単純に8番人気からのワイド流しのデータを取っているので、回収率は61%しかありませんが、期待値の高い8番人気に限定していけば、プラス収支にすることが可能になります。
同時に、的中率も上がることになります。
▼桜花賞2021の話に戻りましょう。
ファインルージュは、前走で1600mの重賞レースを楽勝。
この時点で、8番人気という評価は過小評価だったと言えます。
▼そこでこのようなケースでは、人気薄のファインルージュからワイド流しが有効な戦略になります。
軸が人気薄なので、相手ヒモ馬は、1~3番人気。
合成オッズを考えても、この形がベターと言えます。
▼結果は、8番人気のファインルージュが、福永騎手らしく3着に激走し、1~2着が1~2番人気だったため、ワイドはダブル的中となりました。
配当は、1030円+950円=1980円。
3点買いなので、レース回収率は600%を超える結果となりました。
このように、人気薄で期待値が高そうな馬を見つけた時は、1~3番人気にワイドで流すようにすると、的中率と回収率が安定しやすいですね。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【福島記念2021年】
1着 パンサラッサ(5番人気)
2着 ヒュミドール(6番人気)
3着 アラタ(1番人気)
ワイド1420円・1050円・810円
はい。
このレースは、ローカル裏開催のハンデ重賞で、魅力的な穴馬が数多くいるレースでした。
▼先程の、2021年の桜花賞は、ファインルージュという1頭の穴馬から、1~3番人気馬へのワイドを構成しましたが、今回は、穴馬がたくさんいるので、同じ馬券構成にはできません。
穴馬が複数いる場合のワイドの馬券構成は、下記のようになります。
人気馬1頭ながし⇒ヒモ中穴馬3~4頭
という感じですね。
▼軸馬は、1~3番人気から1頭を選びます。
この2021年の福島記念には、1勝クラスからオープン特別まで怒涛の4連勝中で、ハンデも56キロと手頃なアラタがいたので、軸はこの馬でOKです。
軸を3番人気のステイフーリッシュと迷うところですが、迷ったら上位人気の方を選択していくと、平均的中率が高くなります。
特に、軸馬を決める場合は、できるだけ人気のある馬を選んでいくと、予想精度が高くなりますね。
▼では次に、相手ヒモ馬を選択します。
ヒモは、4~9番人気あたりから期待値の高そうな馬をチェックしていきます。
まず、4番人気のヴァンケドミンゴは、前年の福島記念2着馬で、福島コースでは激走するケースが多いので、これは入れておきます。
次に、5番人気のパンサラッサは、前年のラジニケ(福島競馬場)で2着。福島競馬場では要注意の先行馬なので、これも入れておきます。
次に、 6番人気のヒュミドール。中央場所の重賞レースでも、4~6着に善戦してきた馬で、小倉記念では重賞レース連対を経験。勢いがあるので、この馬も入れておきます。
▼あとは特に魅力的な穴馬はいない感じ。
7番人気のブラヴァスは、近走惨敗続きで期待値が低い。
8番人気のモズナガレボシは、小倉記念の覇者ですが、外差し競馬がハマった感が否めない。
9番人気のコントラチェックは、1200mで激走してきた馬で、2000mはどう考えても長い。
▼ということで、ヒモは4~6番人気馬に決定します。
軸は1番人気馬なので、買い目は下記の通りです。
軸
1番人気アラタ
相手ヒモ馬
4~6番人気(3点買い)
ワイド軸1頭ながし
という感じですね。
▼結果は、5番人気のパンサラッサが4馬身差で逃げ切り圧勝。
2着に6番人気のヒュミドール。
3着に、軸にした1番人気のアラタが入り、ワイドはダブル的中となりました。
▼このレースのポイントは、ローカル裏開催ハンデ重賞ということで、魅力的な穴馬が多かったこと。
1番人気のアラタが、4連勝の勢いと56キロという適度なハンデで、信頼度が高かったこと。
この2点に気づくことができれば、1番人気からのワイド3点流しというシンプルな戦略で、1050円と810円を簡単にダブル的中できたわけですね。
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