馬連の総流しで勝てるか?馬連全通り買いのコツとポイント。トリガミになる時はどうするか

馬連総流しのコツ

▼本日は、馬連の総流しについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「馬連の総流しでも勝てる。ただし、レースをしっかり選ぶ必要がある」

「総流しで有効なレース条件は、多頭数・ハンデ戦・牝馬限定戦・裏開催などの、荒れるレース」

「軸馬は、期待値の高い人気馬。1番人気でも良い」

「とにかく、総流しで一番大事な事は、荒れそうなレースを選ぶこと」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



馬連総流しとは、軸馬を1頭決めて、そこから残りの馬すべてに流す買い方です。

18頭立てのレースなら、17点買いとなります。



▼では、この馬連総流し。勝つことはできるのか?

私ブエナの経験で言えば、「総流しでも、いくつかの条件をクリアすればプラス収支にできる」と思います。



馬連総流しで利益を出すための条件↓

・軸馬の期待値が高いこと

・頭数が多いレースであること

・荒れる条件のレースであること



はい。
馬連総流しで利益を出すためには、まずこの3つの条件を意識することが重要です。



▼馬連に限らずですが、総流しのポイントは、いかに「ヒモ荒れ」するレースを選ぶか、です。

もし、ヒモ馬が本命サイドで決まるなら、総流しにしなくても、4~5点以内で的中できるからです。



▼もう一つのポイントは、軸馬の回収期待値が高いことです。

特に、軸馬の複勝回収率が高いことが、馬連総流しを成功させるポイントになってきます。



▼「軸馬の人気」に関しては、私は人気馬で良いと思いますが、期待値が高い馬なら、中穴馬でもOKです。

ただこの場合、軸馬の人気が下がれば下がるほど、総流しの的中率も下がります。

できるだけ総流しで収支を安定させたいなら、軸馬は人気馬を選択するのが良いかと思います。

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総流しで利益を出すコツ

▼馬連の総流しで勝てるか?についての考察を続けます。

私の考えでは、基本的に馬券は、大穴馬になるほど期待値が下がりやすくなると考えます。

これは、宝くじ感覚で大穴馬券を購入する人が多いからかと。



▼そう考えると、馬連の総流しはあまり効率が良いとは言えなくなります。

なので、馬連総流しで勝負するなら、しっかりとレース条件を絞り込んで参戦していく必要があるわけです。



▼ただなんとなく、的中率が高いからという理由で、漠然と総流ししていても、なかなかプラス回収率にはならないと思います。

それどころか、トリガミ地獄で大赤字になる可能性が高いです。



▼総流しでトリガミを避けるためには、荒れそうなレースを選択していく必要があります。

2ケタ人気馬でも連対しそうなレース。

例えば、ハンデ戦などが該当します。



▼馬連総流しで利益を出すためには、10番人気以下の二桁人気馬の激走が、どうしても必要になります。

そう考えると、極端な話、9頭立てのレースで総流しを仕掛けても、なかなか利益を出せないということになります。



▼まあ、9頭立てなら意外と9番人気馬が激走することも多くなるんですが、それでも9頭立てではどうしても期待値の分散が起こりにくく、控除率の壁を越えていかないのが実情です。

なので、馬連の総流しを狙うなら、出走頭数は16~18頭のレースを選んでいくのが良いかと思います。



▼総流しの考え方としては、もし本命サイドで決まったら、それは保険馬券ということで、利益は考えない。

トリガミでもいい。それは保険馬券だからです。



利益を出すための本線は、あくまでも中穴馬~大穴馬。

なので、先ほども書いたように、頭数が多いレースが望ましいわけです。

13頭立てなどのレースだと、どうしても本命サイドで決まる確率が高くなるので、トリガミだらけになります。



▼それから、先ほども少し書きましたが、レース条件としては、ハンデ戦が狙い目になります。

ハンデ戦というのは、通常の斤量とは違い、ハンディキャッパーがハンデを設定します。

そして、すべての馬の能力が同程度になるように調整するわけですね。



▼これは、競馬というギャンブルで高配当を演出するように、主催者側がハンデを設定しているわけです。

なのでハンデ戦では、本命サイドで決まる確率が下がり、人気のない馬でも上位に入ってくる確率が高くなります。



▼このような特性を考えると、ハンデ戦で馬連総流しを仕掛けるのは、理にかなっていると言えます。

ハンデ戦では、強い馬には重いハンデが課せられるので、人気馬が惨敗しやすく、波乱になりやすいわけです。



▼ただ、それは競馬ファンもよくわかっている。

だから斤量がオッズに反映されるんですね。

これがハンデ戦の難しいところであり、面白いところでもある。



▼例えば、強い馬が重い斤量を課せられて、それを競馬ファンが嫌って馬券があまり売れないとする。

そうなると、強い馬なのにオッズが高い、という現象になるわけです。

この状態のときには、強い馬が逆に波乱を演出するということになります。



▼ハンデ戦では、58キロを超えると、競馬ファンが嫌う傾向にあります。

なので、58キロ以上の実績馬が、人気薄で激走することが多々あります。



▼また、ハンデ戦では斤量が重い馬の方が、意外と信頼できる。

軽ハンデの馬よりも、重いハンデの馬の方が好走しやすいわけです。

なので、ハンデ戦であえて重いハンデの馬を軸馬にして、そこから総流しを仕掛けるというのも、ひとつの有効な戦略になります。



▼▼ではここで、総流しの具体的なデータを見てみましょう。

重賞レースで、1番人気から総流しした場合のデータ】2015~2020年

的中率50%
回収率83%
最高配当36230円
平均配当2255円



はい。
過去5年間の重賞レースで、1番人気馬を軸に、総流しした場合の成績は上記の通りになります。



▼まず、的中率は50%。素晴らしい成績になります。

これは当たり前で、1番人気の連対率は約50%なので、1番人気から総流しすれば、的中率は50%になるわけです。



▼次に、回収率は83%です。

平均的な競馬ファンの回収率が70%前後であることを考えると、これも優秀な成績と言えます。

ただ、私たちの目的は、馬券で利益を出す事なので、回収率83%だと負けてしまいます。

したがって、ここから勝てそうなレースをフィルタリングして行く必要があるわけです。



▼まず、総流しで最も回収率を上げやすいパターンとして、「ローカル開催を狙う」というものがあります。


重賞レース。総流しデータ

・中央開催⇒的中率52%・回収率79%

・ローカル開催⇒的中率45%・回収率96%



はい。
中央開催というのは、東京・中山・京都・阪神の4大競馬場のことです。

ローカル開催というのは、それ以外の競馬場で開催されるレースです。



▼具体的なレースを見てみましょう。

シリウスステークス2020年(中京開催)

1着 カフェファラオ(1番人気)
2着 サクラアリュール(7番人気)

馬連3550円



はい。
シリウスステークスは本来、中央の阪神開催ですが、2020年は中京開催だったので、ローカル開催ということになります。

1番人気のカフェファラオは、単勝1.7倍のルメール騎手で、軸はこれでOK。

ローカル開催なので、あとは総流しを仕掛けるだけです。

16頭立てなので、馬連15点買い。

配当は3550円で、簡単に賭け金が倍額になっています。

ローカル開催の場合、ヒモ荒れしやすいので、総流しと相性が良いですね。



▼▼ローカル開催に加えて、「重馬場・不良馬場」というのも、馬連総流しで勝ちやすい条件になります。

中央競馬では、雨が降ると、馬場状態が良馬場から、重馬場・不良馬場へと変わっていきます。

そして、雨が降れば降るほど、レースは波乱になりやすくなるわけです。



▼なので、重馬場や不良馬場の時は、馬連総流しが有効に機能しやすい。

これも踏まえて、また具体的なケーススタディーを見てみましょう。


金鯱賞2021年

1着 ギベオン(10番人気)
2着 デアリングタクト(1番人気)
3着 ポタジェ(6番人気)

馬連13570円



はい。
このレースは、「ローカル開催」「重馬場」と、荒れる条件が揃っていました。

頭数が10頭と少頭数だったのが迷うところですが、上述した通り、それ以外の条件が揃っていたので、ここも馬連総流しを狙えるレースになります。



▼1番人気は、単勝1.4倍の断然人気、無敗の3冠牝馬デアリングタクト。

的中率を考えると、軸は、何も考えずにこの馬でOKです。

先ほども少し書きましたが、馬連総流しの場合、軸は基本的には1番人気で良いかと思います。

もちろん、2番人気・3番人気の期待値が高い場合は、そちらを軸にしてもOKです。



▼デアリングタクトの軸が決まってしまえば、後は馬連総流しなので、何も考えずに買い目が決まります。

ここは、出走頭数が10頭なので、9点買いになります。

通常、中央開催では、10頭立てで波乱になるケースは少ないんですが、金鯱賞は中京競馬場。ローカル開催です。

先ほどから書いている通り、ローカル開催では、ヒモ荒れしやすいので、総流しを狙うチャンスになります。

しかも重馬場。荒れる要素はありました。



▼結果は、最低人気のギベオンが逃げ切ってしまい、スポーツとしては面白くない結果になりましたが、馬連総流しで狙った人にとっては、ボーナスレースとなりました。

9点で135倍なので、100円で購入しても、900円が13570円ですね。まずまずいい配当だと思います。



▼やはり馬連総流しで大切なのは、「どのレースを狙うか?

ほとんどこれで勝負は決まってしまう印象です。

どの馬を軸にするかより、どのレースを選ぶかが、総流しでは大切なんですね。



▼総流しは、とにかく「ヒモ荒れ」しないと話にならないわけです。

1~5番人気で決まるようなレースで総流しを仕掛けても、トリガミ地獄でマイナスが増えるだけです。

なので、馬連総流しで買うなら、「このレースは荒れるか?」を最初に考えるようにしてください。



▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。


京都大賞典2021年

1着 マカヒキ(9番人気)
2着 アリストテレス(1番人気)
3着 キセキ(4番人気)

馬連10900円



はい。
このレースも、馬連の総流しで万馬券が獲れてしまうレースでした。



▼まず、レース特性としては、頭数は14頭と手ごろな頭数。

あまり総流し向きとは言えない頭数ですが、今回のメンバー構成を見ると、傑出馬が不在で、大混戦。

オッズ断層もあまりなく、ハンデ戦に近いノリのパワーバランスでした。

このような能力接近の混戦レースでは、馬連の総流しが有効に作用します。



▼また、この年の京都大賞典は、京都競馬場が改修作業中のため、阪神競馬場での開催となりました。

阪神2400mの重賞レースというのは、珍しいコース形態での開催になるので、これも波乱の要因となります。

従って、このレースは、馬連の総流しで勝負できるレースと言えます。



▼総流しで行くと決まれば、後は軸馬を決めるだけで、自動的に買い目は決まります。

当ブログではいつも書いていますが、軸馬は基本1~3番人気から選ぶと、的中率と回収率のバランスが良くなります。



▼このレースの軸馬候補は、

1番人気アリストテレス
2番人気ヒートオンビート
3番人気アイアンバローズ

この3頭になります。



▼まず、2番人気のヒートオンビートですが、前走の目黒記念で初めて重賞レースに出走し、いきなり2着。

母マルセリーナという良血で、潜在能力は高いわけですが、目黒記念はハンデ戦で、55キロという軽量に恵まれた部分があったことも事実。

今回は相手が強くなり、さらに斤量も56キロに増えることから、不安要素の方が大きい馬と言えます。

よって、ヒートオンビートはヒモに回します。



▼次に、3番人気のアイアンバローズですが、こちらは3勝クラスを勝ったばかりの上がり馬。

勢いはありますが、重賞レースでは、重賞実績のない馬は期待値が低くなりやすいので、この馬もヒモに回します。



▼ということで、消去法から軸は1番人気のアリストテレス。

気まぐれな部分がある馬ですが、菊花賞ではあのコントレイルの3冠達成をギリギリまで苦しめた馬。

天皇賞春も4着と、戦ってきた相手が違うので、ここは軸とします。



▼馬券構成は、下記の通りになります。

馬連総流し


1番人気アリストテレス

相手ヒモ馬
総流し(13点買い)


という感じですね。



▼結果は、人気薄9番人気のマカヒキが激走し、2着に軸のアリストテレス。

13点買いで、10900円と好配当になりました。

ただの1番人気からの馬連総流しですが、こんなに簡単に高配当が手に入るわけですね。

ここでもポイントは、レース選び。

馬連総流しでは、とにかく荒れそうなレースかどうかを判定する目が、最も重要になるわけです。


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