馬単流しの買い方。馬単マルチの活用方法。1着固定ながしと2着固定ながしのポイント
馬単流しの買い方
▼本日は、馬単流しとマルチについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬単流しの基本は、単勝期待値の高い人気馬を1着固定にして、相手8頭へ流し」
「この場合、配当が低いと回収率が上がらないので、頭数14頭以上のレースが望ましい」
「馬単マルチは、馬連と同じなので、控除率を考えると馬連の方が良い」
「少頭数のレースの場合は、相手ヒモ馬を3頭くらいに絞っても良い」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬単は、馬連と違い、流しに2種類あります。
「軸1着固定ながし」と「軸2着固定ながし」ですね。
この2つをうまく活用することが、馬単で勝つための重要なポイントになります。
▼軸馬の単勝期待値が高いと想定される場合は、「軸1着固定ながし」
逆に、軸馬の単勝期待値が低いと想定される場合は、「軸2着固定ながし」
という形にするのが基本になります。
▼ちなみに、馬単には「マルチ」という買い方があります。
これはいわゆる「表裏」を両方購入する手法ですね。
つまり、軸馬が1着でも2着でも的中になるわけです。
▼これは便利な買い方なんですが、注意点も多いです。
基本的に、馬単マルチというのは、馬連と同じなんですね。
なので、いつもマルチを買い続けるなら、馬連を購入した方が良いケースが多いわけです。
▼馬単の還元率が75%、それに対して馬連の還元率が77.5%
という事は、馬単のマルチを買い続けるより、馬連を購入した方が、回収率が上がりやすくなるということになります。
マルチは、単発でたまたま高配当を引くことはありますが、しっかり考えて購入しないと、上述した通り、回収率が下がってしまうので要注意です。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼馬単流しの買い方についての考察を続けます。
ここでは、具体的な馬単流しの買い方について考えてみます。
・馬単1着固定ながし。2着馬相手8頭(8点)
はい。
オーソドックスな馬単1着固定流しです。
軸馬の単勝回収率が高い場合、このような広めに流すスタイルで、回収率が上がりやすくなります。
▼馬連と同じように、馬単でも買い目点数を絞り込む人が多いですが、あまり買い目を絞りすぎると、本命サイドばかり買うことになるし、的中率が下がるので、絞りすぎない方が良いです。
基本的には、相手馬は7~8頭でよいかと。
▼馬券に組み込む馬の人気としては、まず「軸は人気馬、相手ヒモ馬は中穴馬6頭、大穴馬2頭」という感じのバランスが良いかと思います。
その場合、ある程度荒れるレースを選択していくことが重要です。
堅いレースで中穴馬6頭、大穴馬2頭も購入しても、回収できないからです。
▼荒れるレースを選択する場合、重要なポイントは「頭数」になります。
頭数が多くなればなるほど、荒れやすくなるからですね。
中央競馬では、大体8~18頭立てのレースが組まれることになりますが、ここから荒れそうなレースを選択して、馬単流しを仕掛けることになります。
▼頭数としては、8~13頭立てのレースは、堅く収まりやすい傾向にあります。
なので、上述したような馬単8点ながしの買い方で攻めるなら、頭数14頭以上のレースが望ましいということになります。
▼逆に言えば、頭数13頭以下のレースでは、比較的堅く収まることが多いので、買い目点数を絞って攻めることができる、とも言えます。
ここまでは、馬単8頭ながしを前提に話を進めてきましたが、堅く収まることがわかっているなら、この買い目点数を減らすことができる。
▼例えば、頭数10頭立てのレース。
この場合は、「馬単1着固定ながし。相手3頭(3点)」という買い方もできるわけです。
10頭立てのレースなら、基本的には本命サイドで決まりやすくなるので、ピンポイントで狙い撃ちすることが可能になります。
▼この場合も、軸馬にするのは、単勝期待値が高いと想定される馬になります。
ただ、少頭数のレースだと、なかなか人気馬で単勝回収率が高い馬がいないのが悩ましいところです。
この場合、「軸馬」の期待値より、「絞り込んだ相手ヒモ馬」の期待値の高さが、回収率を上げるための重要なポイントになります。
▼相手8頭などの広めに流す戦略の場合は、軸馬の期待値が全体の回収率を大きく左右する。
逆に、相手3頭などの絞り込んで攻める戦略の場合は、相手ヒモ馬の期待値が全体の回収率を左右することになるわけです。
▼そのレースのポイントが、軸馬にあるのか?それとも相手ヒモ馬にあるのか?
これをしっかり考えてから、予想に入ることが重要です。
予想できる時間には限りがあるので、予想の比重をどこに持っていくかを、あらかじめ決めておくことが重要なわけです。
▼私の場合は、基本的には、荒れそうなレースを選択して、「馬単1着固定。相手8頭」という買い方を選択することが多いです。
なので上述した通り、軸馬の期待値が重要なポイントになる。
だから私は、軸馬を選ぶことに多くの時間を使います。
▼軸馬は、人気馬の中から、なるべく先行できる馬を選びます。
別の記事でも書きましたが、先行力というのは、競馬においてかなり重要な要素です。
先行できれば、他の馬に不利を受けることも少なくなるし、展開に左右されることも少なくなるからです。
▼▼では次に、馬単マルチについて詳細に考えてみましょう。
馬単マルチというのは、軸馬が1着でも2着でも的中する買い方です。
馬単1着固定だと、軸が2着に負けた時に不的中になってしまうので、馬単マルチを好む人も多いです。
▼ただ、このマルチという買い方は、意外と難しいです。
馬単マルチが効果を発揮するのは、1着に人気薄の馬が入ったとき。
この場合、高配当が期待できるので、馬単マルチの買い目点数の多さをカバーすることができます。
▼ただ、平均的には、1着に入るのは人気馬が多いです。
なので、長い目で見ると、「馬単マルチ」は「馬連」と同じということになるわけです。
では、馬単マルチと馬連は、どちらを購入すればいいのか?
▼まず、何も考えずに購入するなら、馬連の方がいいです。
なぜかと言うと、馬連の方が還元率が高いからです。
中央競馬では、各馬券種ごとに還元率が定められています。
還元率というのは、控除率を差し引いた分配比率ですね。
▼この還元率が高い馬券の方が、回収率を上げやすいということになります。
馬単の還元率は75%。馬連の還元率は77.5%になります。
馬連の方が有利ですね。
▼したがって、何も考えずに、毎回馬単マルチを購入するぐらいなら、馬連の方が良い。
ただ、馬単マルチにもメリットはあります。
▼それは先ほど書いた通り、1着に人気薄が入った時に、配当が跳ね上がるという点です。
この部分のメリットを享受するためには、「1着に人気薄が入りそうなレースでは、馬単マルチ」というルールを徹底する必要があります。
馬単マルチは、買い目点数が倍になるので、平均配当が高くないと、回収率が上がらないからです。
▼簡単に言えば、「荒れそうなレースでは、馬単マルチ」ということですね。
例えば、ハンデ戦や牝馬限定戦、ローカル開催などのレースが挙げられます。
このような荒れる条件のレースでは、1着に人気薄が入ってくる確率が高まるので、馬単マルチでも回収できるということになるわけです。
▼▼では次に、馬単流しの買い方について、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【皐月賞2021年】
1着 エフフォーリア(2番人気)
2着 タイトルホルダー(8番人気)
3着 ステラヴェローチェ(6番人気)
馬単5510円
はい。
このレースは、馬単55倍が、比較的簡単に的中できたレースでした。
▼まず、軸馬の選定ですが、1番人気のダノンザキッドと、2番人気のエフフォーリアの力が抜けていたので、2択ということになります。
世間では、「大混戦の皐月賞」と言われていましたが、馬柱をしっかり見ていくと、2頭が強いレースだということがわかります。
▼では、どちらを軸馬に選ぶか?
1番人気のダノンザキッドは、前走の弥生賞で初めての敗戦。
スローペースで前を捕まえられないという、少し不甲斐ないレースぶりで、本番の皐月賞でも不安が残るレースでした。
▼それに対して、2番人気のエフフォーリアは、ここまで無敗。
前走の共同通信杯は、スローペースを先行して、完璧な先行抜け出し。
スケールの大きさを感じさせるレースぶりで、大物感という点では、ダノンザキッドより、エフフォーリアの方が上でした。
▼ということで、このレースの軸馬は、エフフォーリアで良いですね。
まず、エフフォーリアを馬単の1着固定にします。
軸が決まれば、後は、馬単のヒモ、2着馬を決めます。
これは先程も少し書いたとおり、「中穴馬6頭・大穴馬2頭」の合計8頭とします。
▼中穴馬6頭は、特に何も考えずに、4~9番人気を選択します。
大穴馬2頭は、潜在能力に期待の、10番人気ディープモンスターと、まともに走ればG1でも通用する、11番人気ヨーホーレイクとします。
▼ということで、実際の買い目を示してみます。
馬単1着欄
エフフォーリア(2番人気)
馬単2着欄
4~11番人気(8頭)
はい。
かなりシンプルな合計8点買いですね。
▼馬単1着固定というのは、単勝馬券と似ている部分があります。
単勝と違うのは、余計なヒモ馬を削ることができるという点です。
その分、馬単の方が回収率が上がりやすくなります。
オッズも、単勝が370円だったのに対し、馬単が8点で5510円ですから、レース回収率では、単勝よりも馬単の方が儲かったということになります。
▼このレースは、16頭立てだったので、ヒモを8頭まで増やしても、全体の半分の馬を切っていることになります。
単勝は、馬単総流しと同じ意味合いですから、必然的に馬単の方が回収率が高くなりやすいわけです。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【レパードステークス2021年】
1着 メイショウムラクモ(1番人気)
2着 スウィープザボード(10番人気)
3着 レプンカムイ(6番人気)
馬単7460円
はい。
このレースも、オーソドックスな馬単1着固定で、7460円の好配当を的中できたレースでした。
▼まず、軸馬は1~3番人気から、1頭を選びます。
1番人気のメイショウムラクモは、前走2勝クラスを1.2秒差で楽勝。
前走で着差をつけて勝っている馬は、軸馬としての期待値が高くなりやすいです。
ダートの場合、条件戦から勝ち上がってきて重賞に挑戦する馬は、はね返されてしまうケースが多いんですが、レパードステークスは3歳限定戦なので、前走が条件戦でも、あまり気にしなくて大丈夫です。
▼2番人気のルコルセールは、前走2勝クラスを0.5秒差で完勝ですが、少頭数のレースだったことと、スローペースだったことから、あまりレースレベルは高くなかったと考えられます。
3番人気のオセアダイナスティは、前走1勝クラスということで、格下なので見送ります。
▼ということで、相対的に考えると、軸馬は1番人気のメイショウムラクモ。
鞍上が柴田善臣騎手ということで、過剰人気になっていないところも買いやすいです。
前走圧勝で単勝期待値が高いので、この馬を馬単1着固定とします。
▼では次に、相手ヒモ馬を構成します。
ヒモは、先ほどから書いている通り、中穴馬6頭・大穴馬2頭の合計8頭の形とします。
中穴馬は4~9番人気、大穴馬は10~12番人気から1頭切る形が基本形となります。
▼では、10~12番人気から1頭切ります。
10番人気のスウィープザボードは、前走1勝クラスを0.7秒差の圧勝で、これは入れておきたい。
12番人気のタイセイアゲインは、前走で2勝クラスでも8着と通用していなかったので、これを切ります。
残った11番人気のスマートパルフェを入れます。
▼ということで、馬券構成は下記の通りになります。
軸
1番人気メイショウムラクモ
相手ヒモ馬
4~11番人気(8点買い)
馬単1着固定ながし
このような感じですね。
▼結果は、軸にした1番人気のメイショウムラクモが3馬身差の完勝。
2着に10番人気のスウィープザボードが入り、馬単は74倍の好配当になりました。
▼このレースのポイントは、1番人気のメイショウムラクモが、騎手が地味だったこともあり、過剰人気にならなかったこと。
馬は強いのに、あまり売れていないという事は、期待値が高いということです。
その単勝期待値が高いメイショウムラクモを1着固定にし、ヒモは4~11番人気の8頭に流すだけ。
たったこれだけのシンプルな戦略で、馬単7460円が簡単に取れてしまうわけですね。
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「馬単流しの基本は、単勝期待値の高い人気馬を1着固定にして、相手8頭へ流し」
「この場合、配当が低いと回収率が上がらないので、頭数14頭以上のレースが望ましい」
「馬単マルチは、馬連と同じなので、控除率を考えると馬連の方が良い」
「少頭数のレースの場合は、相手ヒモ馬を3頭くらいに絞っても良い」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬単は、馬連と違い、流しに2種類あります。
「軸1着固定ながし」と「軸2着固定ながし」ですね。
この2つをうまく活用することが、馬単で勝つための重要なポイントになります。
▼軸馬の単勝期待値が高いと想定される場合は、「軸1着固定ながし」
逆に、軸馬の単勝期待値が低いと想定される場合は、「軸2着固定ながし」
という形にするのが基本になります。
▼ちなみに、馬単には「マルチ」という買い方があります。
これはいわゆる「表裏」を両方購入する手法ですね。
つまり、軸馬が1着でも2着でも的中になるわけです。
▼これは便利な買い方なんですが、注意点も多いです。
基本的に、馬単マルチというのは、馬連と同じなんですね。
なので、いつもマルチを買い続けるなら、馬連を購入した方が良いケースが多いわけです。
▼馬単の還元率が75%、それに対して馬連の還元率が77.5%
という事は、馬単のマルチを買い続けるより、馬連を購入した方が、回収率が上がりやすくなるということになります。
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馬単は、何点買うか?
▼馬単流しの買い方についての考察を続けます。
ここでは、具体的な馬単流しの買い方について考えてみます。
・馬単1着固定ながし。2着馬相手8頭(8点)
はい。
オーソドックスな馬単1着固定流しです。
軸馬の単勝回収率が高い場合、このような広めに流すスタイルで、回収率が上がりやすくなります。
▼馬連と同じように、馬単でも買い目点数を絞り込む人が多いですが、あまり買い目を絞りすぎると、本命サイドばかり買うことになるし、的中率が下がるので、絞りすぎない方が良いです。
基本的には、相手馬は7~8頭でよいかと。
▼馬券に組み込む馬の人気としては、まず「軸は人気馬、相手ヒモ馬は中穴馬6頭、大穴馬2頭」という感じのバランスが良いかと思います。
その場合、ある程度荒れるレースを選択していくことが重要です。
堅いレースで中穴馬6頭、大穴馬2頭も購入しても、回収できないからです。
▼荒れるレースを選択する場合、重要なポイントは「頭数」になります。
頭数が多くなればなるほど、荒れやすくなるからですね。
中央競馬では、大体8~18頭立てのレースが組まれることになりますが、ここから荒れそうなレースを選択して、馬単流しを仕掛けることになります。
▼頭数としては、8~13頭立てのレースは、堅く収まりやすい傾向にあります。
なので、上述したような馬単8点ながしの買い方で攻めるなら、頭数14頭以上のレースが望ましいということになります。
▼逆に言えば、頭数13頭以下のレースでは、比較的堅く収まることが多いので、買い目点数を絞って攻めることができる、とも言えます。
ここまでは、馬単8頭ながしを前提に話を進めてきましたが、堅く収まることがわかっているなら、この買い目点数を減らすことができる。
▼例えば、頭数10頭立てのレース。
この場合は、「馬単1着固定ながし。相手3頭(3点)」という買い方もできるわけです。
10頭立てのレースなら、基本的には本命サイドで決まりやすくなるので、ピンポイントで狙い撃ちすることが可能になります。
▼この場合も、軸馬にするのは、単勝期待値が高いと想定される馬になります。
ただ、少頭数のレースだと、なかなか人気馬で単勝回収率が高い馬がいないのが悩ましいところです。
この場合、「軸馬」の期待値より、「絞り込んだ相手ヒモ馬」の期待値の高さが、回収率を上げるための重要なポイントになります。
▼相手8頭などの広めに流す戦略の場合は、軸馬の期待値が全体の回収率を大きく左右する。
逆に、相手3頭などの絞り込んで攻める戦略の場合は、相手ヒモ馬の期待値が全体の回収率を左右することになるわけです。
▼そのレースのポイントが、軸馬にあるのか?それとも相手ヒモ馬にあるのか?
これをしっかり考えてから、予想に入ることが重要です。
予想できる時間には限りがあるので、予想の比重をどこに持っていくかを、あらかじめ決めておくことが重要なわけです。
▼私の場合は、基本的には、荒れそうなレースを選択して、「馬単1着固定。相手8頭」という買い方を選択することが多いです。
なので上述した通り、軸馬の期待値が重要なポイントになる。
だから私は、軸馬を選ぶことに多くの時間を使います。
▼軸馬は、人気馬の中から、なるべく先行できる馬を選びます。
別の記事でも書きましたが、先行力というのは、競馬においてかなり重要な要素です。
先行できれば、他の馬に不利を受けることも少なくなるし、展開に左右されることも少なくなるからです。
▼▼では次に、馬単マルチについて詳細に考えてみましょう。
馬単マルチというのは、軸馬が1着でも2着でも的中する買い方です。
馬単1着固定だと、軸が2着に負けた時に不的中になってしまうので、馬単マルチを好む人も多いです。
▼ただ、このマルチという買い方は、意外と難しいです。
馬単マルチが効果を発揮するのは、1着に人気薄の馬が入ったとき。
この場合、高配当が期待できるので、馬単マルチの買い目点数の多さをカバーすることができます。
▼ただ、平均的には、1着に入るのは人気馬が多いです。
なので、長い目で見ると、「馬単マルチ」は「馬連」と同じということになるわけです。
では、馬単マルチと馬連は、どちらを購入すればいいのか?
▼まず、何も考えずに購入するなら、馬連の方がいいです。
なぜかと言うと、馬連の方が還元率が高いからです。
中央競馬では、各馬券種ごとに還元率が定められています。
還元率というのは、控除率を差し引いた分配比率ですね。
▼この還元率が高い馬券の方が、回収率を上げやすいということになります。
馬単の還元率は75%。馬連の還元率は77.5%になります。
馬連の方が有利ですね。
▼したがって、何も考えずに、毎回馬単マルチを購入するぐらいなら、馬連の方が良い。
ただ、馬単マルチにもメリットはあります。
▼それは先ほど書いた通り、1着に人気薄が入った時に、配当が跳ね上がるという点です。
この部分のメリットを享受するためには、「1着に人気薄が入りそうなレースでは、馬単マルチ」というルールを徹底する必要があります。
馬単マルチは、買い目点数が倍になるので、平均配当が高くないと、回収率が上がらないからです。
▼簡単に言えば、「荒れそうなレースでは、馬単マルチ」ということですね。
例えば、ハンデ戦や牝馬限定戦、ローカル開催などのレースが挙げられます。
このような荒れる条件のレースでは、1着に人気薄が入ってくる確率が高まるので、馬単マルチでも回収できるということになるわけです。
▼▼では次に、馬単流しの買い方について、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【皐月賞2021年】
1着 エフフォーリア(2番人気)
2着 タイトルホルダー(8番人気)
3着 ステラヴェローチェ(6番人気)
馬単5510円
はい。
このレースは、馬単55倍が、比較的簡単に的中できたレースでした。
▼まず、軸馬の選定ですが、1番人気のダノンザキッドと、2番人気のエフフォーリアの力が抜けていたので、2択ということになります。
世間では、「大混戦の皐月賞」と言われていましたが、馬柱をしっかり見ていくと、2頭が強いレースだということがわかります。
▼では、どちらを軸馬に選ぶか?
1番人気のダノンザキッドは、前走の弥生賞で初めての敗戦。
スローペースで前を捕まえられないという、少し不甲斐ないレースぶりで、本番の皐月賞でも不安が残るレースでした。
▼それに対して、2番人気のエフフォーリアは、ここまで無敗。
前走の共同通信杯は、スローペースを先行して、完璧な先行抜け出し。
スケールの大きさを感じさせるレースぶりで、大物感という点では、ダノンザキッドより、エフフォーリアの方が上でした。
▼ということで、このレースの軸馬は、エフフォーリアで良いですね。
まず、エフフォーリアを馬単の1着固定にします。
軸が決まれば、後は、馬単のヒモ、2着馬を決めます。
これは先程も少し書いたとおり、「中穴馬6頭・大穴馬2頭」の合計8頭とします。
▼中穴馬6頭は、特に何も考えずに、4~9番人気を選択します。
大穴馬2頭は、潜在能力に期待の、10番人気ディープモンスターと、まともに走ればG1でも通用する、11番人気ヨーホーレイクとします。
▼ということで、実際の買い目を示してみます。
馬単1着欄
エフフォーリア(2番人気)
馬単2着欄
4~11番人気(8頭)
はい。
かなりシンプルな合計8点買いですね。
▼馬単1着固定というのは、単勝馬券と似ている部分があります。
単勝と違うのは、余計なヒモ馬を削ることができるという点です。
その分、馬単の方が回収率が上がりやすくなります。
オッズも、単勝が370円だったのに対し、馬単が8点で5510円ですから、レース回収率では、単勝よりも馬単の方が儲かったということになります。
▼このレースは、16頭立てだったので、ヒモを8頭まで増やしても、全体の半分の馬を切っていることになります。
単勝は、馬単総流しと同じ意味合いですから、必然的に馬単の方が回収率が高くなりやすいわけです。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【レパードステークス2021年】
1着 メイショウムラクモ(1番人気)
2着 スウィープザボード(10番人気)
3着 レプンカムイ(6番人気)
馬単7460円
はい。
このレースも、オーソドックスな馬単1着固定で、7460円の好配当を的中できたレースでした。
▼まず、軸馬は1~3番人気から、1頭を選びます。
1番人気のメイショウムラクモは、前走2勝クラスを1.2秒差で楽勝。
前走で着差をつけて勝っている馬は、軸馬としての期待値が高くなりやすいです。
ダートの場合、条件戦から勝ち上がってきて重賞に挑戦する馬は、はね返されてしまうケースが多いんですが、レパードステークスは3歳限定戦なので、前走が条件戦でも、あまり気にしなくて大丈夫です。
▼2番人気のルコルセールは、前走2勝クラスを0.5秒差で完勝ですが、少頭数のレースだったことと、スローペースだったことから、あまりレースレベルは高くなかったと考えられます。
3番人気のオセアダイナスティは、前走1勝クラスということで、格下なので見送ります。
▼ということで、相対的に考えると、軸馬は1番人気のメイショウムラクモ。
鞍上が柴田善臣騎手ということで、過剰人気になっていないところも買いやすいです。
前走圧勝で単勝期待値が高いので、この馬を馬単1着固定とします。
▼では次に、相手ヒモ馬を構成します。
ヒモは、先ほどから書いている通り、中穴馬6頭・大穴馬2頭の合計8頭の形とします。
中穴馬は4~9番人気、大穴馬は10~12番人気から1頭切る形が基本形となります。
▼では、10~12番人気から1頭切ります。
10番人気のスウィープザボードは、前走1勝クラスを0.7秒差の圧勝で、これは入れておきたい。
12番人気のタイセイアゲインは、前走で2勝クラスでも8着と通用していなかったので、これを切ります。
残った11番人気のスマートパルフェを入れます。
▼ということで、馬券構成は下記の通りになります。
軸
1番人気メイショウムラクモ
相手ヒモ馬
4~11番人気(8点買い)
馬単1着固定ながし
このような感じですね。
▼結果は、軸にした1番人気のメイショウムラクモが3馬身差の完勝。
2着に10番人気のスウィープザボードが入り、馬単は74倍の好配当になりました。
▼このレースのポイントは、1番人気のメイショウムラクモが、騎手が地味だったこともあり、過剰人気にならなかったこと。
馬は強いのに、あまり売れていないという事は、期待値が高いということです。
その単勝期待値が高いメイショウムラクモを1着固定にし、ヒモは4~11番人気の8頭に流すだけ。
たったこれだけのシンプルな戦略で、馬単7460円が簡単に取れてしまうわけですね。
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