単勝のメリットは?単勝馬券を買う意味。単勝のいい所はどこか。利点・デメリットを考察

単勝にメリットはあるか?

▼本日は、単勝馬券のメリットについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「まず、単勝の最大のメリットは、還元率が80%と高いこと」

「三連単の還元率は72.5%、単勝は80%なので、単純に考えると、単勝の方が利益を出しやすいということになる」

「単勝は、単勝期待値だけを考えればいいので、データ分析がシンプルなのもメリット」

「単勝は、馬券構成がシンプルなので、追い上げなどの投資法を利用しやすいというメリットもある」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼現在、中央競馬には、「9種類」の馬券種が存在しています。

単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、馬単、三連複、三連単、WIN5

ですね。



▼この中で、単勝馬券は最も古い馬券種のひとつになります。

では、これだけ新しい馬券種がたくさん出ている中で、単勝馬券を購入するメリットはあるのか?



▼私ブエナが思う、単勝馬券のメリットを列挙してみます↓


・還元率(払戻率)が80%と最も高い

・なので、回収率を最も上げやすい

・期待値分析が最もシンプルで容易

・レースで1頭だけ見ていればいいので楽

・追い上げなどの投資法を利用できる



はい。
単勝のメリットはこのような感じでしょうか。



▼まず、単勝の最大のメリットは、控除率が20%しかないことです。

中央競馬の場合、それぞれの馬券種によって控除率が違っています。

人気がある馬券種ほど、控除率が高い。

単勝はそれほど人気がないので、控除率は20%と低くなっているわけです。



▼WIN5の控除率が30%であることを考えると、馬券を購入した時点で、単勝の方が10%も回収率が高くなることになります。

この基本回収率の高さが、単勝馬券の最大のメリットですね。

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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




単勝の利点はたくさんある

▼単勝のメリットについての考察を続けます。

先ほどの続きです。

単勝馬券の控除率は20%しかないので、他の馬券種に比べて、単純に回収率が上げやすいというメリットがあります。



▼実際に、長期的な馬券収支をつけてみればわかりますが、単勝馬券は、回収率が高くなりやすいです。

三連単の還元率は72.5%なので、三連単と単勝を同じロジックで購入していくと、単勝の方が回収率が高くなりやすい。



▼三連単で年間回収率が90%くらいある人は、単勝馬券にスイッチすることで、年間プラス収支になる可能性があるわけです。

年間で10%のマイナスと、1%でもプラスするのとでは、手元に残るお金が大きく違ってきます。



▼まあ三連単の場合は、1つ大きな的中を取れば、一気に回収率が上がってしまうので、そこはある程度の試行回数を経て、確率を収束させてから、比較してください。

おそらく、三連単より単勝の方が、回収率が高くなりやすいと思います。



ただこの場合、馬券に精通した人は、単勝よりも三連単の方が回収率が高くなることがあります。

三連単というのは、すべての馬券種の中で、もっとも細分化された馬券であり、しっかりと競馬予想ができる人には三連単は強力な武器になるからです。

ただ多くの人の場合は、そこまで競馬に精通していないので、基本控除率の差で、単勝の回収率の方が高くなるケースが多いわけです。



▼では、次の単勝のメリット。

期待値分析が最もシンプルで容易

これは特に、データ競馬で戦っている人に関係してくる話題です。



▼データ分析する場合、過去のレースから、期待値が高い条件を探し出して、それを未来に適用することになります。

要するに、過去を遡って、回収率が高い条件を探し出し、それを購入するわけですね。



▼この場合、三連単などの期待値分析は、非常に難解になります。

まず三連単は、買い目点数が膨大に多いので、確率を収束させるのが大変です。

過去の100レース程度では、三連単の期待値を分析することは不可能なのですね。



その点で、単勝は非常にシンプルで、平均配当も低く、全体の買い目点数も最大で18点しかない。

なので、過去を振り返ってデータ分析するのが簡単なんですね。

シンプルに「単勝回収率が高い条件」を探せばいいだけ。

単勝回収率が高い馬の条件をデータ分析で探して、そのような馬の単勝を購入していくだけでOKなんです。



▼このような単勝戦略は、データ競馬の基本になります。

過去のデータを分析して、単勝で利益が出ている条件を探す。

そしてその条件の単勝馬券を購入する。

これだけでいいので、単勝馬券は非常にシンプルな戦略を取ることが可能です。



▼では次に、「追い上げなどの投資法を利用できる

増額法などの投資馬券は、単勝で最も活用しやすくなります。

三連単などは、追い上げのルール設定が極めて困難なのに対し、単勝はシンプルです。



▼例えば、「単勝オッズ2倍以上の馬で、倍賭け

というような形。

これを三連単でやろうとすると、「三連単の合成オッズ2倍の倍賭け」というような形になってしまい、非常に複雑です。

しかも、1レースの投資金額がかなり多くなってしまうので、三連単は追い上げには不向きです。



▼その他の単勝メリットとしては、レース中に1頭だけを見ていればいいので、集中できますね。

三連単や三連複は、3着馬までしっかり見ておかなければならないので、よく分からなくなることもあります。

その点では、初心者さんでも、レースを楽しめるのが単勝馬券と言えますね。



▼▼では次に、単勝のメリットを考えながら、具体的なケーススタディーを見てみましょう。


ターコイズステークス2020年

1着 スマイルカナ(1番人気)
2着 アンドラステ(3番人気)
3着 フェアリーポルカ(9番人気)

単勝480円



はい。
このレースは、実際に私ブエナが、単勝を的中したレースでもあります。



▼まず、いつも言っているように、1番人気の単勝馬券で勝負する場合は、単勝オッズが3倍以上の時に勝負したほうが、回収率が上がりやすいです。

単勝オッズ1~2倍だと、オッズの歪みが小さすぎて、長期的には、控除率の20%をなかなか超えていきません。

なので、1番人気の単勝馬券を購入するときは、単勝オッズ3倍を目安に考えると良いかと思います。



▼上述したターコイズステークスは、1番人気のスマイルカナが、単勝4.8倍。

かなり混戦模様で、レースとしては難しいんですが、単勝で狙う場合のオッズとしては、4.8倍はおいしいと言える。



▼スマイルカナは、今までは逃げないと負けてしまう馬でしたが、前走のオーロカップでは、逃げずに2番手で折り合って2着。

成長を感じさせるレースぶりで、得意のマイル戦に戻れば、好勝負必至でした。



▼このレースには、同型のトロワゼトワルが出走しており、このことも、スマイルカナの単勝オッズを引き上げる原因となっていました。

ただ上述の通り、スマイルカナは2番手でも競馬できるようになっており、ここで単勝オッズ4.8倍なら、狙い目だったと言えます。



▼結果は、スマイルカナがなんとかハナ差で粘りこみ、単勝480円が的中。

単勝は1点買いだったので、 レース回収率は480%と、完勝でした。

もしこのレースで、三連単を購入していたら?

3着が9番人気のフェアリーポルカと、難しいところだったので、おそらく外していたと思います。

このレースは、ハンデ戦の16頭立てだったので、ヒモ荒れが想定できたわけで、ヒモが読めない場合は、単勝でシンプルに勝負すると、ヒモが荒れても的中できるので、それも単勝のメリットですね。



▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。


京都新聞杯2021年

1着 レッドジェネシス(3番人気)
2着 ルペルカーリア(1番人気)
3着 マカオンドール(2番人気)

単勝430円
三連単4100円



はい。
このレースも、3連単より単勝の方が有効に機能したレースでした。



▼まず、単勝オッズを見てみると、1番人気のルペルカーリアは、単勝2.7倍と3倍を切っているので、これは勝負できない。

となると、11頭立てという少頭数を考えると、勝つ可能性が高いのは、2~3番人気馬のどちらかということになります。



▼実質の1番人気は、1勝クラスを勝ったばかりの、2番人気マカオンドール。

今回と同じコースである、中京の2,200メートルで0.2秒差。

まずまずの勝ちっぷりですが、圧倒的に強いという感じはしない。



▼次に、3番人気のレッドジェネシス。

こちらも1勝クラスを勝ったばかりですが、勝ちっぷりがよく、0.7秒差の圧勝。

当ブログでもいつも書いていますが、「前走1着」「前走楽勝」は、単勝期待値が高い条件になります。

つまり、前走で着差をつけて勝った馬は、今走で単勝を買うと、儲かりやすいということです。

ということで、ここはデータ的に、3番人気のレッドジェネシスの単勝で勝負するのがベターということになります。



▼結果は、データ通り、レッドジェネシスが中団からしっかり伸びて、1着。

単勝オッズは、430円とまずまずの配当になりました。

430円と聞くと、「安いなー」と思ってしまいがちですが、レース回収率は430%なので、十分な利益と言えます。



▼もしこのレースで、3連単を購入していたらどうなったか?

レッドジェネシスの三連単1着固定で決めたとしても、ヒモが難しく、6頭流しくらいになってしまいます。

3連単1着固定、相手6頭だと、30点買いになる。

しかし配当は、41倍しかつきませんでした。

2~3着にも人気馬が入ってしまったためですね。

そのため、レース回収率は136%と、せっかく3連単が的中したのに、かなり低くなってしまいました。



▼このように、単勝馬券の場合、ヒモに人気馬が入っても、単勝の配当は変わらないので、収支が安定します。

それに対して、3連単の場合は、相手ヒモ馬が人気サイドになってしまうと、配当が大きく下がり、的中しても回収率が上がりません。

このような収支の安定性が、単勝馬券のメリットでもありますね。



▼▼では、次のケーススタディを見てみましょう。


朝日杯フューチュリティステークス2021年

1着 ドウデュース(3番人気)
2着 セリフォス(1番人気)
3着 ダノンスコーピオン(4番人気)

単勝780円



はい。
このレースも、ルール通りに買うだけで、比較的簡単にレース回収率780%を記録できるレースでした。



▼まず、1番人気のセリフォスからチェックしていきましょう。

セリフォスは、重賞レースを連勝中。

しかも今回と同じマイル戦の重賞レースを2連勝ということで、今回のメンバーの中では、最も好走確率が高い。

ではこの馬の単勝を買えばいいのか?

しかし、セリフォスの単勝オッズは、2.4倍。

先ほども書きましたが、1番人気の単勝馬券を狙う場合は、単勝オッズ3倍以上が一つの目安になります。

単勝オッズ1~2倍だと、オッズの歪みが小さくなってしまい、控除率の20%をなかなか超えていかないからです。

控除率を超えないということは、マイナス収支になってしまうということです。



▼そこで、このレースで単勝を狙うなら、「2~3番人気」か「4~9番人気から2~4頭選ぶ」のどちらかが良いということになります。

ちなみに、この2021年の朝日杯フューチュリティステークスは、オッズに「断層」があった。

オッズ断層というのは、オッズが大きく離れている部分です。

このレースの単勝オッズを、人気順に並べてみましょう。

2.3
3.1
7.4
9.2
20.1
20.6


はい。
このような感じになります。



▼単勝オッズを並べてみると一目瞭然ですが、4番人気と5番人気の間に、大きなオッズ断層が生じています。

このような場合、4番人気までの馬が能力上位ということになるので、単勝で狙う場合でも、4番人気までで狙っていくと、的中率が高くなります。



▼1番人気のセリフォスは、単勝2.4倍で過剰人気気味なので、見送り。

2番人気のジオグリフは、1800mでさえ、追走に苦労してしまうタイプなので、距離短縮のここでは厳しいと見て、見送り。



▼ということで、1~3番人気で残ったのは、3番人気のドウデュース。

朝日杯FSを勝てないというジンクスがある武豊騎手は、やや不安ですが、データ的には狙い目なので、この馬の単勝で勝負します。



▼結果は、期待通り、ドウデュースが大外から力強く伸びて、1着。

単勝の配当は780円となり、レース回収率は780%と、大きな利益となりました。

単勝のメリットは、3番人気の馬券を買うだけで、レース回収率780%が出せてしまうという点ですね。

通常、馬連や三連複の多点買いだと、回収率780%は、かなりうまくいかないと難しいです。

しかし単勝の場合は、還元率の高さから、配当も高くなりやすいので、回収率も上がりやすくなるんですね。


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